職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

その背景の中で

2009年01月30日 | ヤスさん日記
さすがに朝は手がかじかむ
そんな今日この頃
朝起きは三文の得とはいいますが
確かにまだ動き始めていない
この静かな空気は
身もこころも
清廉さをとりもどしてくれるます。

屋台骨をしっかり築くには
土台をしっかりと深くすえなければ。
そんな論語の先生のお話を
思い出しました。
上っ面の化粧がはげても
その下には
輝かしい素肌があるもの
では、その化粧の意味は?

突っ走る化粧も必要だったり
泰然自若とした素肌も必要だったり
そのバランスの中に
いっそう深みがあるのでしょう。

私の屋台骨や壁や装飾品は
どんなものが
どんな色で
そのイメージどおりに
それが大きければ大きい程
土台を足下を
しっかりと築かなければ。

取り繕うにも
本気に向き合えば
そこに生命の広がりが
みえるものです。
今の一般的なコンクリートは
50年ばかりの耐久らしいですが
なかには300年持つコンクリートも。

そのものの持つ本質を
しっかりと掴みとりたいな
と思う職人なのでした。
朝いっぱいの冷たさが
今日もキリリと始まりを告げます。
コメント
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