職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

たそがれどき

2009年01月27日 | ヤスさん日記
作品を作り終えて
ほっとしつつ
何故、作品をつくるのか?
などと考えてみます。

工芸の世界も
たそがれどきに。
余裕というものも
なくなっているようです。

ただ
果たして工芸というものが
余裕があったから発生したかというと
そうでもないような。
「人間の根源にあるもの」
がそれを欲しているのだろうな
と。

それが器であり
オブジェであり
なんだこりゃ
ってこともあり
それぞれが保つもの。

しかし
今回の私には
大きく足りないものがありました。
作品に対するなれ合いが
真剣さを
はき違えていたようです。

たそがれどき
だからこそ
逃げずに集団の中での
真剣さが
必要なのだと。

他人事でなく
この世で起こっている
全てが
今この場所に繋がっている。
それが寂しさでもあり
だからこその変えられる機会でもあり。

ナガさん
今の時代だからこその面白さが
きっと、転がっているのでしょうね
それを
しっかりと掴み育みたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする