理想だとしても

半額セールの中に紛れている
季節外れのクリスマスツリー。
サンタクロースは
今頃疲れを癒して
温泉にでも入っていたら
いいなーと。
日本酒をお盆に載せて
ゆっくりと降りる雪を
眺めながら
また次に向け英気を養って。

いないという証明ができないように
信じ続けている人には
それが見えているというとも
あるなと
思う今日この頃です。

理想だとしても
自分のイメージの中での
共存は鼓腹撃壌
ソクラテスが問いかけを続けられる
科学者が研究室に籠れる
農夫が美味しい野菜を作り続けられる
日がな一日竿をたらせる
書物を読みふけりそれを活かす場がある。

競争の原理が
まったく違った意味を持ち始める時
そんな世界が広がるのかもしれません。

理想だとしても
頭の中で広がる笑顔の人達は
いつかと信じ続けられる
筈なのです。
サンタクロースを待つ子供たちにも
きっとそうなのですよ
と。

信じるとは
今の世の中を壊すコトにも似ている
のかもしれません。
そしてその愛在る破壊に
寄り添える人が
再生するチカラも持っている
のかもしれません。

あのシシ神のように。

金曜の夕暮れに
一層な寂しさを添えてくれる
coffee shopのjazzyな音楽
そして
今日の温もりにも感謝です。