職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

襟住まいを

2007年03月21日 | ヤスさん日記
ナガさん東京は春の様相を
呈しているのでしょうか。
以前に見た中目黒
川沿いに咲いていた桜と
美味しい和菓子屋さんを思い出します。

襟住まいをただして伝えるコトバ
幸せなハニカミ
包み込むあったかな空気
二人を包むまあるい桜色
そんな色に一緒に染められる時
とても穏やかで幸せな気持ちに。


可能性を探るタイミング。
やりますか!
やりましょう!の呼吸。
見送りの相手が振り返ったとき。
ココチヨイタイミング。

この頃は以前にニアミスを
繰り返していた人たちと
出会う機会に恵まれています。
あの時この時
自分の中にあるモノ達。
きっとベストタイミングで
出会っているのだと思うのですが。

その時
その場所
そのシュチエーション。
その中にどんなメッセージが
刻まれているのか?
これから縁のある人たちが
益々楽しみな
昼下がりのパスタ屋さんなのです。
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金魚姫

2007年03月20日 | ヤスさん日記
雪に反射する朝日ってのは
どうしてあんなに真っ白で
さらさらと輝いているのか。
一夜にして雪景の庭
障子越しの光に息を呑み
そっと、窓を開けると
子犬の足跡だけが
ゆらゆらと連なっています。


いよいよ「崖の上のポニョ」ですね。
現代の日本が舞台で
人間になりたい金魚と少年、
モデルは息子の吾朗氏とか。

あの巨大な人が
原点を見直すため
CGなしの総手書きにするという。
アニメーションのプロとして
言い尽くせるものではない
想いがあるのでしょう。
巨人の発する短いコトバは
時として「どしんっ」と
胸につきささるものがあるもの。

瞳に映る光
見つめる先の鋭さ
コトバの暖かさ

大きな親父の背中は
見上げるばかり、
ものいわぬ手の節々が
また多くのことを
教えてくれるようです。
再び気付かせてくれた人
ありがとう、です。


3月27日(火)22:00~
NHKプロフェッショナルにて
特集が組まれるとのこと。
2008年夏までに
どんなドラマが生まれるのか。
楽しみにしたいものです。
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Fried rice=炒飯

2007年03月19日 | ヤスさん日記
面白いサイトを発見しました。
ただの日本ガイドサイトなのですが
外国人から見た日本の目線が面白いのです。

FOODの説明
Domburi
Gomaae
Gyoza
Korokke
Mushrooms
Nikujaga
何故にその場所に「きのこ」がっ!
と突っ込みたくなるのですが。
そんな並びが新鮮で。

興味をひくものたち
100円ショップ
バレンタインデー
クリスマス
言葉
宗教

周りから見た目で日本を見直すと
新たな発見もあり。
様々な環境の中で
様々の捉え方で
様々に感じること。

様々の中にある共通点が
遠いようで近く
おーいと笑ったら
やあと返してくれるような。

そんなことが
きっとソコココにあって
そんな散りばめられたものを
発見したとき
ココロの中のきらきらが
反応してくれるんだなと。

天上のきらきらも
おーいとつぶやいたら
瞬きが一層まぶしいような
そんな夜空になりそうです。
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爽快自転車

2007年03月18日 | ヤスさん日記
新潟では貴重な青空
本を抱えてこぎ出す
土手までの散歩道、
川風はいまだ冷たいですね。
きらきら光る川面の下では
何が起こってるのかなーと。

見ているような
見ていないような目で
全体を見晴るかしてみる。

金属の可能性。
なぜ金属なのか?
他の素材では?
銅の持つ色、加工、展延性。
得手の裏ではいつも不得手が
待ち構えているようです。
どこまで広げながら
集約していくか。

一年くらい金属に触らず
旅に出てみるかとか
まだまだ、365日24時間
金属と対峙してみるかとか。

本来あるものは
今ここにあるとは
わかっていても
そこに賭けるってことは
身を焦がしてでも
たどりつきたいものなのだなと。
突き抜けるときの感覚は
一度触れたらきっと
忘れられないものなのかなと。


信号待ち
止むエンジン
窓を眺めると
小雪がゆっくりと
踊るように
溶けてゆきます。
ほのかにココロを
あたためてくれること
こんな大切なことも
見逃していたんだなと。

日々の始まりは
いつでもそっと
包みながら
息を吹きかけるような
そんな気がする
今日この頃です。
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この木なんの木

2007年03月17日 | ヤスさん日記
小雪舞う空
静かな空気と工場
ひとりのアトリエ
鎚とストーブの音
あたたかい飲み物

一人きりのスペース。
こんな贅沢者はいないな
というくらい大好きな時間です。

ただ、きっとどこかで
あたたかい空間が待ってるから
ひとりでもいられるのか、
と思う今日この頃。
もしひとりで無人島にいたとしたら。
むむむ。

帰る場所、カエルバショ。
軸があるからしっかりしていられるのか、
ただいまといえることは
とっても幸せなことですね。
軸がしっかりしてれば
遠くまでいけるような気がするもの。
それが自然であったり、
家族であったり
仲間であったり。

そんなことを考えていたら
LEONを思い出しました。
ラストにマチルダが鉢から庭に
観葉植物を植え替えるシーン。

大きな木になれることも幸せなこと
なのでしょうし。
このー木なんの木、気になる木
みたいな。
穏やかで大きくて、
ゆっくりできて、
立ち寄れる場所、
ですよね。

さてさて、
最近とっとも気になる人
指揮者「大野和士」さん
彼も大きい人だなーと。
会える日があること、
楽しみな人なのです。
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新潟酒の陣

2007年03月16日 | ヤスさん日記
寒さも一休みの本日。
青さを垣間見せてくれる空と
ゆっくりと過ごせることができました。
なんとはなしに衣擦れの音が
すっと心地よい今日この頃
ナガさんはいかがお過ごしですか?

中国の神代の話ですが、
聖天子の一人、夏王朝の禹(う)は
天気の良い晴れた日
ある臣下に「素晴らしいものが出来ました!」と
ある飲み物を献上されました。
禹はその飲み物を一口飲むと
あまりの美味しさに陶酔し
こんなことを言ったようです。
「後世その甘美なるを貪り
 これを飲むこと節ならずして
 必ず国をほろぼし家を敗る者あらん。」と。
その男とは東洋の酒の神様 儀狄(ぎてき)。

歴史を見ればさもありなん。
酒か傾城の美女か
今も昔も変わりはないものようですね。

新潟作家若者の会の宿題を
成してしまおうという週末。
端正な作品に仕上がればと思いつつ、
しかしこれほどの誘惑に勝てるか否か。
新潟に産まれた必然は
精神修行の極みなり。


作品がしっかり完成した暁には
とことんまで酒を付き合ってくださいね!
勿論ナガさんの作品も楽しみにしております。
熱の入った作品と酒と少しの肴があれば
尽きることのない時間を感じられるものです。
さてさて、また創めますかね。
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春ですしね。

2007年03月15日 | ヤスさん日記
ロンドン
パリ
フランクフルト
ニューヨーク
各国の見本市。

外に出れば出るほど様々に、
商品に対する責任は伴うもの。
使っていただく方に
寄り添うようで
凛とした商品に。

外国の空気ってどんなんだろう?
どんなLifestyleなんだろう?
手にとってもらった商品達は
どんな空気を吸っているんだろう?

Cafeでの談笑
銅のポットで入れたカプチーノ。
ワインクーラーとサービスプレートで
ゆったり楽しく美味しい時間。
どんなフォルムで
どんな色で
どんな肌触りで。
自らの足で彼の地へ赴くまでは
まだまだ想像の域を出ませんが
きっとそれぞれで流れる時間を
いっぱいに吸い込んだら
とっても気持ちがいいんだろうなと。

つばめ、ツバメ、燕。
燕=えん=縁
沢山の縁がまあるく広がって
あったかく穏やかに包まれれば。
丸って終わりがないとゆうか
始まりを伴っているとゆうか、
しなやかな強さが。

外国の友達が沢山出来たらまた楽し、
英語はやっぱり必須なのかしらん。
あたたかい陽射しに包まれると
様々のものが頭をもたげてきて
嬉しいような目が眩むような
そんな季節です。


ennブランド
百年物語
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モスに行こうか。

2007年03月14日 | ヤスさん日記
散歩、月見、あったかいお茶。
ソファー、読書、ゆったり。
料理、正座、いただきます。
お話、笑顔、一緒。
ストーブ、おでん、お酒。

なーんにもしない一日もいいもんだなーと。
ゆーっくりする一日もいいもんだなーと。
ひがな一日ぼーっとしてても。
そんな日があったらいいな、と。

深夜、モス、カプチーノ。
この頃は何気無い線に
はっきりとした立体が
見えるようになりました。
何気なーく、ただペンを走らせる。
客足もない、静かな空間。
表情を出さない空気。

様々な場の空気で
様々な感触に触れる。

みんなで作る場の空気って
やっぱりいいもんですね。
集まった人たちの持っているものが
静かに混ざりあって
時間も空間も距離も忘れてしまうような。
安心して伝えられる空気って。

そして、時としてひとりの
パーソナルスペースを守れる空気も。
モスのメニューなんか見ていると
また行きたくなるものです。
ひとりでもふたりでもみんなでも、
なんとなくを過ごせる時間は大切なものですね。
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一年後…。

2007年03月13日 | ヤスさん日記
今日の新潟は風もだいぶ治まり
あちこちに散らばったモノを
ひとつひとつ集めているようなそんな空気です。

一年後の自分に手紙を書いてみよう。
と思い色々と考えているのですが
一年後、自分がどうなっているのか
一年後、周りの環境がどうなっているのか
一年後、自分がどうなっていたいのか
一年後…。

全くもって違う自分になっていたら面白い。
とソウゾウなども広げつつ。
山に篭って晴耕雨読の毎日を送っているとか
世界各国を飛び回っているとか
どこかの大学に留学してたりとか
「いままで覚えたぜーんぶ
 デタラメだったら面白い。」
    (byブルーハーツ)
な気分にたまに浸ってみることも。

過去も未来もここにある今、
その連続の今。
今の可能性は無限なり。

日々過ごすごとに変わっていく環境。
その微細な変化に光を見出せれば
とてもステキなモノが見つかるはずだと。

カタチにするときの選択
鍛金手法と彫金手法の領分
新しい手法への挑戦
時間とのせめぎあい。
厳しい環境、難しい仕事に
なってくればなってくるほど
身体が冴えてくるってのは
職人の性でしょうかねー。

ぬるんだ身体を引き締めつつ
やはり精進の日々を送っているのでしょうね。
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白い息

2007年03月12日 | ヤスさん日記
「美しい仕草に美しい魂が宿る。」
というようなことを思います。
仕事をしていても
食事をしていても
お茶をしていても
人の話を聞いていても
歩いているときも
やわらかくも凛とした空気を持っている人。
特に肩肘を張っているわけではなくとも
雰囲気を醸し出している人。
この頃はそんな人たちと知り合うことが多いなーと。

いや、堅苦しい話ではなくて、
その人が動くと空気が舞うというか
波が伝わってくるというか
残像が連なるというか。
つながっているのですよね、きっと。

そうそう最近は、いやだいぶ前から
脳を鍛えることが流行っているらしいですね。
この問題を沢山解くと頭が良くなるや
この像を見ていると記憶力が良くなるとか
こんな事をずっと聞いていると活性化するとか。
うーん。
確かにモギケンさんが言うように
今、脳鍛を云々するのはナンセンスなのかなー、
とも思う今日この頃。
一部を伸ばすには全体を底上げしていくことかなと。

「一芸に秀でるものは諸芸に通ずる」
様々な人に出会って
素晴らしいなと思う人たちには
必ずの共通点を感じます。
そんなものを体現できるとき
きっと様々なものが醸し出されるときなのかも。
受け取るココロしだいで
感じるココロしだいで
宝物はソコココにあるのだなと。

空に向かって吹く息
その白さが心地よい夜。
引き締まるような寒さは
気持ちをシャンとさせてくれ
また歩き出す背中を
ゆっくりと押してくれるようです。
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