職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

感謝の日

2007年03月09日 | ヤスさん日記
新潟は久しぶりに澄んだ冷たい空気です。
星のまたたく中を飛行機の明滅が
ゆっくりと縫ってゆく空。
こんな夜は掛け値なしですね。
見上げてるまにまに家路に着く、
たとえ水溜りにはまろうとも…。
むむむ。

私の会社には時々
小中学生が見学に来てくれるのですが
最近も近くの中学生ふたりが
職業体験にきてくれました。
自分が中学のときは釣りと漫画、
あとはゲームと深夜ラジオにしか
興味がなかったなと思いつつ。
黙々と作業をこなす女子二人、
一生懸命な姿は、再び忘れかけてた
あのときの自分を思い出させてくれます。

そしてまた、教えられたこと。
昼食を一緒にしたときや
靴をそろえるときの
所作の美しさに関心しました。
よどみのない流れるような動き、
身体の使い方が美しいってのは
老若男女、全ての人に共通する
ひと時ひとときの輝きだと感じます。

今が連なる流れの中で
今の自分の現われが
小さくてもきっとどこかに
しっかりと潜んでいるものなのだなと
その探求こそが大切なのだなと。


私も入社10年目。
瞬く間に様々のモノが色を変えてゆく昨今。
今を今と感じていられることに感謝の一日です。
コメント
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