職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

布団が誘惑

2007年03月27日 | ヤスさん日記
布団のあたたかな誘惑が
まだまだ尾をひく今日この頃
ナガさんいかがお過ごしですか?

この頃は作品を見るたび
文章を読むたび
音楽を聴くたび
その中に生きる作家と
実際の作家のことに
想いを馳せています。
実際の作品を見ながら
その先にある人物を
見ているのかもしれません。

可視的な透明感を持っている作品
モノの中に角がある作品
もやがかかっていて
つい手を出してしまいそうな作品

身動き取れなくさせてくれる作品、
岸田劉生の「切り通しの図」は
私に新しいエッセンスを加えてくれました。
彼の送った人生。
劉生が生きていたら
どんな話をしていことか、
きっと
二人で泳ぐように酒を飲んでいる
であろうことは間違いないようですが…。

ココロの中のモノを
カタチにする上で
時にはそっと
時にはガッと
乖離がないように
解き放ってみるのですが
いまだ道は遠いようです。

時として勝負に勝って
試合に負ける的な美しさもあるもの
ぶつかり合うときの
張り詰め熱を帯びた空気。
私もここぞというときは
がっぷり四つでいきたいものです。
コメント (2)
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