職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

来し道

2010年08月14日 | ヤスさん日記
鎚起銅器に関わる父親
そして伯父さん二人。
真ん中の伯父さんが人間国宝になったことで
父の来し道を考えさせられます。
同じように見えて
同じではない環境の中で
父は
なにを感じ
なにを見てきたのか。

戦後
養子
寮生活
先輩
工場長
家庭

まじめに真面目に生きていた
父の血をひいた私が
こんなにもふわふわとしているのは
父の中にも
某かの
出っ張りがあって
でもそれを隠さなくてはいけない
状況というものが
あったのかもしれません。

ふわふわ
ふわふわ

親父が目の黒いうちに
しっかりとしたモノを
ひとつでも見せれたら
と思う今日この頃です。

盆も正月もなく働き詰めた
先人達の血が
私にも流れているのですから
今の時代に合わせながらも
その血潮を
繋げてゆかなくては。

今日も仕事ができることに感謝し
一日を始まります。
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