職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

弥彦の婆婆杉

2020年11月23日 | ヤスさん日記
今日は雨。
穏やかな日々もいいですが
こうやって
ストーブとともに
雨の音に包まれて
外界と遮断されて
工房に籠る時間もよいものです。
一丸となってばらばらで
みんなと一緒に居ながら孤独を保つ。
そんな
矛盾をした言葉が
ぴったりくるな
今朝は感じています。

そうそう。
昨日
庭の梅の木に作業着を干している時に
思い出したのです。
弥彦に婆婆杉とゆう
大きな杉があり
そこに婆鬼が
子供たちを食べては着物をその杉にかける
なんて話を
小学生の時に聞いたなと。
そして
その杉を写生した思い出も
あったりするのです。

余りにも
見えなくすることで
綺麗に感じさせられる世の中で

こういった物語は
必要なものなのかもしれません。
それが
この街に遺った
とゆう意味も含めて。

柳田さんの
遠野物語でも読み返してみようかしら
と思う今日。
文明開化といわれる中で
どんな思いで書き残されたのか。

ながさん
連休も最終日となりましたね。
佳き時間を
お過ごしくださいね。
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