職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

空気の通り

2012年05月28日 | ヤスさん日記
爽やかな朝
信州の空気は
新潟の平野の空気と違い
木々の香りが強いようです。
越後平野の仄かな潮風の香りもいいですが
奥深くも仄かな森の香りってのも
心を落ち着かせてくれるものですね。
東京はいかがお過ごしですか。

空気が通っているお店
っていいなと思うんです。
実際に窓が開いているとか
風が吹き込んできているとか
ではなくて
空気が清廉さを持っている
というのか
明るさを持っているとか
そんな感覚の。

特に飲食店などは
その空気の通り方で
料理の美味しさも違ってくる
のだと思うのです。
よく
美味しいお店が
改装したら
どうもいまいちの味になった
なんてのは
その空気の通り方が変わったから
かもしれないなと。

空気が通る。
さっきのは一例として
掃除が行き届いていたり
店主の心使いやスタッフさんの心使い
なんてのも
大きく影響しているように思います。

ものづくりも然りで
ものが創りだされるところから
お客様の手元に届くまで
空気が通りよくある
ってのは大切なコトだな
と思った信州への旅。

森が育んだ文化も
また
深みがあるなと感じた
職人なのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする