職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

一滴の水達

2009年04月04日 | ヤスさん日記
夕暮れの露天風呂は
静々と雨が降り
少し肌寒くなった春の気と
ひたひたのお湯の温度が
ほどよい新潟です。

多くの人が行き交う
大衆風呂
ひとりひとりの人生も
裸になれば
なんてコトも無いような
そんな気分にさせてくれます。

ホッと一息
そこにビールでもあれば
言うこと無しですが。

湯気立つ水面に落ちる
一滴
その輪っかが
広がりは消えるのも
ただその時のこと
なのでしょうね。

一滴一滴
雨脚が強くなれば
その輪が重なり重なり
多様なカタチを魅せてくれます。
色も形も重さも
何もかもがそれぞれの一滴
それが魅せてくれる
一瞬が心地よいな
と思う職人なのでした。

常々ならぬ日々も
そんなもの
なのかもしれませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする