職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

中庸

2008年08月30日 | ヤスさん日記
論語に学ぶ会
孔子の孫の子思の著した
「中庸」
ちょっと聞くと
程よいとか
中間的な意味合いにも
とれそうなこの言葉。

よくよく
考えてみると
とても深みがあり
奥の奥にまた奥があり
その奥にまた奥があり
的な。

可もなく不可もなく
と言うよりは
可であり不可であり
そして
実はとても尖ったお話。
軸点から
左の方向に自分を精一杯延ばしてみて
右の方向に自分を精一杯延ばしてみて
そうすると真っ直ぐな矢印が
またひとつ見えるような。

精一杯加減が
尖っていて
痛い時もあるのかもしれませんが
そこには
無条件の寛容の空間が
宇宙のように広がっているような。

今の所の職人的「中庸」
これからまたその奥を垣間みて
どんな言葉が出てくるか
楽しみな職人なのでした。

学ぶことほどの贅沢
飽くなき欲求は
ないものですね。


近頃のお気に入りです。
  I know it's not much but it's the best I can do
  My gift is my song and this one's for you
     (エルトンジョン/your songより)
コメント
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