職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

蝉の背中に生命を見た。

2008年07月31日 | ヤスさん日記
ナニゴトも
エネルギーの量が同じだとしたら
寝ている時の働きは
いかほどのモノなのでしょうね。
走り抜いてみるときの
ランナーズハイ
身体を酷使しているときの
頭の働きは
どこかへ飛んでいってしまっているような。
だとしたら
じっとしているときは
奥の奥へと入り込み
三年寝太郎然り
最奥の奥を目指しているのかもしれません。

ダーッ飛び出したり
グーッ引っ込んだり
カラダとココロは
行ったり来たり。
ここに程よさは求めず
突き抜けてみることが
肝心なのだな
と思う蝉の音。

7年間も土の中で
育んで来た生命を
1週間で使い切る。
そのエネルギーは
昼夜を問わず
ほとばしっているのでしょう。

道端に落ちていた蝉
足をばたつかせ
手をばたつかせ
今日がその日なのかも
と思いつつ
拾い上げ塀の上に。

まだ、飛びたがる蝉の腹
まだ、飛び立てる私達

再び大きく飛び上がった
その姿に
生命の豊かさを感じる職人なのでした。
コメント
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