夏の雨、降り始め。

この季節の降り始め
去年の夏も
こんな降り始めだったな
と思う今日この頃。
柏崎への道筋も
なんとも言えず
様々のコトを想い出します。

走り始め
バイクに降り掛かる雨
曇る眼鏡
グレー一色に彩られ
他は色を失い
道に微かに見える
白い線が
ただただ頼り無さげに
私を導いてくれたものでした。

いろんな矛盾を抱えて
走り続けている日々は
悲しみや憎しみに取り込まれないように
ココロ穏やかに
いられればと思うのですが。
自分の中にも
きっと、そんなモノが在る
のでしょうが
それを認めてあげられればいいなと。

曇りなき眼で
しっかりと見つめることができれば
それを貫ければ
ジコ坊曰くの「バカには勝てん」
だろうなと。

夏の雨、降り始めの朝
喜びも悲しみも交々
ただ喜びの顔がそこに在る
と言うコトが
とても幸せな今日この頃です。
夏の雨、降り始めの夕刻
去年刻み込んだ想いが
ゆっくりとあた広がってゆきます。