時間さんと時間君

時間の流れの中で
自分の背中からヒタヒタと迫る声
もっと早く、もっと速く
と。
そんな声に惑わされることなく
自分のペースを守りきることは
とても大切だなー
と思う今日この頃。

様々な関わりの中で
そんなことをいってられない時も
ありますが
できればその様にと
願いながら。

珍しさの中に
美しさを見いだすこともありますが
片々とした日常の中に在る
美しいもの達。
片々とすることで
ありふれるということで
希少性＝値がつく
ということもありませんが
だからこそ
そこに輝きがあるのではないのかなと。
自分自身の美しさには
ナニモノにも代え難いものです。

以前は時間を売り買いしては
時間に縛られていたような。
時間を労ってあげれば
時間がコロコロと転がり込んで来て
ニコニコした時間と付き合えているような。

春に蒔く種をなににしようかなと
そんなことを考えながら
お茶をゆっくりすする職人なのでした。