職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

我思う、故に

2007年10月30日 | ヤスさん日記
曇り空の新潟
そこに在るはずの太陽が
かすんで見えますが
時としてはそんな空でもないと
明るすぎては
全てを見透かされているようで
参りますからね。
ナガさん
仕事の進み具合はいかがでしょうか?
空を見ることもままならない
のかもしれませんね。

比べることはなくていい
誰よりかなんてコトは
どうでもいいこと。
それがそれであるということが大切なのだなと。
どんなことであれ完璧すぎては面白くなく
外れすぎていては滑稽で
程よく折り合って
そこはかな部分も愛せれればいいなと。

本質を貫くことが
いろんな方向に出っ張って
それでぶつかったりへこましたり
人間ですもの
そんななかに美しさのかけらを
発見できる能力が
人には与えられているはず。
十五夜を愛でる日本人ですもの
蓮の花が水面下でじっと我慢してるのも
その花を咲かせられること
を想っているからでしょう。

さて、こんな季節は
デカルトに読みふけり
先人がいつか来た道を
振り返ってみるのも良いものです。
「cogito, ergo sum」
あたたかいcoffeeと共に
夜はゆっくりと包み込み始めます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする