明日からは11月も下旬、クリスマスまで1ヶ月余りとなり台北の街にもあらゆるところにサンタクロースやツリーが出現します。科技大樓の勝立生活百貨も店内天外ともクリスマス用品で溢れます。
MRT忠孝新生站近くの路地にある翠林越南餐廰は台北でも老舗のベトナム料理店です。忠孝建國で歯科医院に勤めている姪1號が同僚と食べに行った際の写真を送ってきました。台湾にはベトナム華僑が多く住んでおり、またお手伝いさんとして働きに来ているベトナム人も大勢います。それでベトナム料理自体は屋台でも食べられますしそれほど特別な料理ではありませんが翠林越南餐廰で食べる洗練されたベトナム料理は格別です。
ベトナム料理の定番 生春巻き
右は蔗蝦 えびのすり身がサトウキビの芯に巻き付けてあります
こちらは蒸し春巻き 牛肉や豚肉・エビ・きくらげetcと具沢山です
ベトナム風焼き肉 香菜と一緒に食べます
スズキの野菜スープ かなりスパイシーです
台湾の市場には日本ではあまり見かけない野菜が幅を利かせています。手前は中国セロリ、日本で一般に食べられているものより細く牛肉とオイスターソース炒めにしたりスープに入れたりします。独特の香りで好き嫌いのわかれるセロリですが台湾に住んですっかり好きになりました。横はご存じヘチマでアサリのむき身と炒め餡かけにしたり、スープの具にしたり、変わったところでは小籠包の餡にも入れます。奥の葉の裏が紫色の葉野菜は紅莧菜、塩味でニンニクと炒めたりシラスととろみスープにします。
早いものでクリスマスまであと1ヶ月ほど、日本でもクリスマスツリーやイルミネーションが見られるようになりましたが切符売り場が移動し中央に大きなスペースが出来た台北車站には吹き抜けを利用した巨大ツリーが出現します。
香港で定宿にしている金鐘のJWマリオットはQeens wayに面しておりトラムに直ぐに乗ることができ香港島を歩き回るのに便利です。中環や金鐘辺りはオシャレなレストランには事欠かないものの日本でいう大衆食堂的な飯屋へ行きたいときはトラムに乗って湾仔や北角へ出かけます。
トラムの2階に乗り込み湾仔へ
いつも人で溢れかえっている湾仔 傳統市場もある下町です
日本人はきれい好きというのは世界的にも有名で、きれい好きが高じて電車のつり革にも触れないという人がいるようですが、台湾の図書館には不思議な機械があります。その名も「本の紫外線殺菌機」、不特定の人々が触った本は不潔なので殺菌して借り出していくということなのですが見ていると結構な頻度で使われています。こう言ってはなんですが屋台文化全盛の台湾で本の不潔さを気にする必要も無いんじゃないかと思ってしまいます。
以前紹介した飲水機の横に設置された殺菌機 CD・DVDは使用不可です
台湾東部蘭陽平原の中心都市宜蘭、現在でこそ國道5号線の開通で台北との往来が楽になりましたが開通前は新店から山中を抜ける台9線（北宜公路）で2時間強、八堵回りになる鉄道も太魯閣號登場以前は1時間半ほどを要する台北から近くて遠い東部の街でしたが、東部の要衝として古来から開発が進み戦前は日本軍の基地があり神風特攻隊も宜蘭から飛び立ちました。
清の8代道光帝時代の宜蘭市街図
民国54年(1965年)の市街図 宜蘭設治記念館前の歩道に嵌めこまれています
傳統市場で売っているのは食品だけに限りません。集まってくる主婦を目当てに婦人物衣料・化粧品・雑貨などスーパー並みの品ぞろえになっています。信義大安路の信維市場では台湾人の好きな翡翠の専門店も入居しています。
はっきり言って高級品はありませんが普段着には十分な品質です
市場で売っている腕時計は300～500元程度です
折り畳み傘の専門店 台湾では傘は安いのですが台風など強風が多くしょっちゅう傘が壊れ買い替える必要があります
気が早いですが台北でもハロウィンが終わると街のデコレーションが直ぐにクリスマスに変わります。日本人も人のことは言えませんが道教徒が大半の台湾でもクリスマスが近づくとサンタクロースのイルミネーションやネオンが各地に現れます。
瑞安街のスタンドバー小地方 ビールやウイスキーを軽く飲むのにいい店です
北海道・東北は雪のようで、名古屋でも明日は12月中旬から下旬の寒さになるということですから風邪をひかないよう気を付けなければなりません。昨日の鍋焼きうどんもそうですが台湾では安くて美味しいご飯が食べられるので、家でご飯を作るのは週末だけという家庭も珍しくありません。
肉圓・四神湯・甜不辣・陽春麺・魯肉飯etc何でもあります
