亜熱帯天然色百科

夜市・屋台・餐廰・路地・鐡路・猫etc

疲れてるのに基隆へ@友蚋炭坑人車軌道&基隆炭鉱鉄道跡を訪ねて 最終回

2010-12-12 02:02:00 | 台湾鐵路
このブログはteacup.のAutoPageを借りて作成していますが昨日深夜1過ぎから24時間のサーバーメンテがありその間書込みができなかったため更新が日を跨ぐことになりました。

煉瓦のトンネルを抜けて更に山奥へ入っていきますが一向に第一坑口が見えてきません。所々朽ち果てた家屋があったり、もしかしたら蒸気機関車の給水施設では思われる廃墟があったりしますが確信が持てません。雨の中、歩き疲れ今回の探索は断念することにし、次回はバイクを調達して再探索しようと某現地駐在員氏と話し合って帰路に着いたとき駐在員氏が道路の下、樹に埋もれた橋を発見しました。
道路が付け替えられており軌道もどこを走っていたのか不明瞭なため断言はできませんが幅員からみて基隆炭鉱鉄道の橋梁ではないかと思われます
順益商號まで戻ってきました 老板も猫も姿が見えず庭先にバナナが寂しく雨に打たれていました
五堵站までの帰路地区集会所にあった遊具 順益商號から再び1時間近くかかって五堵站に帰り着いたのが17時過ぎ ホームへ上がり台北方面の列車を待っていると基隆行きの自強1200系が通過していきます ここで駐在員氏が久しぶりに1200系を見たというので基隆から折り返し高雄行きになるので乗りにいこうということになり急遽基隆へ
雨に濡れる基隆駅前 1200系は基隆到着後車内清掃しているので普通電車で追いかけても十分間に合い酔狂な日本人二人を乗せた自強1133次は吊り掛けモーターを唸らせ暗闇迫る中走り出しました
週末土曜日の18時半 自強1133次は台北で満員の乗客を乗せて南下していきます 海線経由で高雄到着は23時28分です

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和欣客運豪華經濟艙

2010-12-10 18:38:00 | 客運・巴士・公車
一昨日に続いてバスの話題です。新幹線開業後、若干の影響はあったものの客の棲み分けで国道1号線を利用する台北・台中・高雄間の高速バスは相変わらず昼夜を問わず頻発されており狭い島国の中で日本以上に人の往来の激しさを感じます。一時各社が採算度外視ともいえる値下げ競争に走りましたが石油価格の高騰以降、徐々に価格は元の水準に戻ってきています。とはいえ週末のピーク時以外は割引時間帯が設定されており、ピーク時も客の動向を見て随時増発されるなど鉄道にはできない機動性を発揮しています。
高速道路客運の値下競争がピークを迎えた頃の台北~台中間は優恵時間帯わずか80元でした
              80元のバスの車内

2列頭等艙(ファーストクラス)総統座椅で有名な和欣が近距離路線に投入した3列豪華經濟艙(プレミアムエコノミークラス) 航空機でいえば豪華經濟艙というよりも商務艙(ビジネスクラス)並みの設備です
この路線現在では優恵時間帯120元になっていますがそれでも日本の交通費の高さに比べたら格安です

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榕樹下海産店で忘年会@嘉興街38号

2010-12-09 18:07:00 | 食堂・居酒屋
先週土曜日に某駐在員氏と気の早い忘年会を行いました。今回、日本語を勉強中の姪が同席したいというので店は彼女とその男朋友に任せ夕方6時に科技大樓站で待ち合わせました。ところが店は歩いていくには遠いので六張犁站まで捷運に乗ったほうがいいというので一駅だけ捷運に乗り六張犁へ、六張犁といえば辛亥隧道編で紹介した一種独特な街、(台北最強スポット辛亥隧道への道1はこちら)住宅街を歩けど店らしいものは見えずやっと公園の横に店が見えたときは駐在員氏の手前ほっとしました。で、この店、正式な名前は無く店の横に大きなガジュマル(榕樹)が生えているので榕樹下海産店というのが通称で海鮮類はその日の仕入れによって値段が決まるのでメニューもなしという店ですが、姪の男朋友が男同士でよく飲みに来る店で安くてうまい海鮮屋というので料理は姪たちにお任せしました。
               海鮮が並んだ店先

         まずはつき出しのピーナッツとキャベツ炒め

かじきの味噌漬け よそでも食べたことがありますが身が固くて美味しくなかったのですがここのは脂が乗って身がふわふわで美味しかったです ビールのグラスと比べると身の大きさがわかります
       こちらも大振りの茹で海老 横に見えているのは炒麺

                  海瓜仔

               螺肉炒め タニシです

最後にこの店の招牌菜大腸四季豆 カリカリに揚げたホルモンとインゲン豆のピリ辛炒め 辛いんですがビールが進みます ビール5本ほどと持込んだウィスキーで1,600元ほど このあと残ったウィスキー片手に忠孝敦化の銭櫃へ帰ったのは11時半過ぎでした

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今日の台北駅前+大有巴士の脱力掲示+龍門客棧餃子館の晩御飯

2010-12-08 22:57:00 | 台湾歳時記
今日は午後から桃園へ仕事の打ち合わせに行くため国道客運台北西站A棟へ向かいました。行きは大有巴士、帰りは國光客運だったのですが行きは林口で多重衝突事故があり1時間半、帰りも夕方のラッシュに掛かり1時間掛かり家へ帰ったのが8時過ぎ、ディスカッションで疲れ龍門でビールを飲んで飲んで晩御飯を食べたら更新がこんな時間になってしまいました。
14時半の台北駅前 昨日辺りの27・28°に比べるとかなり気温が下がっています 昨日夜から寒気が入り始めた台北は快晴ではあったものの吹く風が冷たく感じられ小姐達も一気にダウンにブーツ姿が多くなりました
グレイハウンドタイプMCI製バス 未だ台北站~桃園機場・台中間で使われています 
        このバスは1992年から走り続けているようです

大有巴士の脱力掲示「コイソを準備し」 コインが間違っていれば準備しの後もして下さいがありません
       夜8時の台北駅前 14°まで気温が下がっています

 最後は今日の晩御飯 台灣啤酒が今日の疲れを癒してくれます

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蘆洲站@台北捷運蘆洲線試乗記 2

2010-12-07 18:35:00 | 台湾鐵路
蘆洲站は淡水の対岸、観音山裾野の八里方面へのバス乗換駅になります。今では淡水からの渡し舟が頻発しムール貝の店が有名になってしまった八里ですが30年ほど前、まだ公娼制度が残る頃写真家の藤原新也氏が訪ねた頃の淡水・八里の情景が氏の著作「逍遙游記」にあります。急激に変わっていく台北ですが、どこかにその頃の面影が残っていないかと探してしまうのは所詮ここに根付かない者の戯言なのかもしれません。
無料試乗最後の週末カメラを下げた人も多くいます 少し見えている後ろの山は淡水の対岸観音山です
今回の試乗 実は捷運だけでなく再編された接続バスも対象で八里へも悠遊卡利用なら免費(無料)だったんですが大相撲九州場所14日目が見たくて断念しました
バイク天国台湾 蘆洲站にも300台収容の駐輪場が併設されこちらも12月2日までは無料 空きを待つバイクの列ができていました
無料バスを待つ人の列 この日は少し動くと汗ばむような陽気だったのですが半袖の人もいればファー付きキルトの人もいます 日本人からすれば涼しい程度でダウンを着るのはバイクに乗るからとかファッション(ダウンを着ている小姐の足元は往々にして素足にサンダル)だからとか聞きますが半袖とキルトの並びは異様じゃないですか?

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石橋と煉瓦の隧道@友蚋炭坑人車軌道&基隆炭鉱鉄道跡を訪ねて 6

2010-12-06 19:00:00 | 台湾鐵路
港口の順益商號の猫に見送られながら更に奥の第一坑口に向かいます。順益商號の老板によると次の集落に一軒しかない食料品店から左に山の方へ入っていくと第一坑口に辿りつくが歩いていくと1時間くらい掛かるんじゃないかということでした。時間は3時前、南国台湾といえども11月になると日の落ちるのが早く、ましてこんな雨降りの日はすぐ暗くなってしまいます。駐在員氏と先を急ぐことにしました。
 集落に着くと車の通れる新しい橋と共にえらく古い橋があります

橋の袂にあった看板によると興化橋といい第一坑口から運び出された石炭を積んだ炭車はこの橋を渡り友蚋渓の北側を第二坑口つまり順益商號方面へ走ったと書いてあります また南側の山裾にはトンネルがありこれらは基隆炭鉱鉄道の遺跡だということです この時点で人車軌道についてはわからなくなってしまいました
で橋の延長線上を見てみると家と家に挟まれ幅員の狭いトンネルが口を開けています
民家は後から改修しているかもしれませんがこんなところを石炭を満載した列車が走っていたとは驚きです
トンネルを潜り反対側から見てみました 610㎜軌間ですから当たり前なんですが幅も天井も低くかわいいトンネルでした

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忠孝新生站@台北捷運蘆洲線試乗記 1

2010-12-05 17:52:00 | 台湾鐵路
11月3日開業した台北捷運蘆洲線は1ヶ月間の無料試乗が行われました。統一地方選のあった11月27日の午後、忠孝新生から終点蘆洲まで主要駅で乗り降りしながら使い勝手を確認してきました。なお今回便宜的に蘆洲線としましたが正式名称は蘆洲支線で大橋頭から蘆洲までの6.4㎞であり、大橋頭・忠孝新生間は廻龍から古亭を結ぶ新荘線の一部です。
これまでは途中駅に過ぎなかった忠孝新生ですが蘆洲線開通によりジャンクションになり台北站の混雑解消に一役買います
       今回の開通区間は全てホームドア完備です

忠孝新生ではガラガラだった車内も松江南京・行天宮と乗ってくる人が多く淡水線との乗換駅民権西路から乗客は空いている椅子の無い状況でした
途中淡水河を渡る橋があるためバスだと早くても40分掛かっていた忠孝新生~蘆洲間が20分強で結ばれました
地上へ出てみると秋晴れの中頂に雲を乗せた陽明山が遮るもの無く見えました 

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蘿蔔糕・豆漿・三明治etc@早餐屋で鉄板麺

2010-12-04 18:07:00 | 食堂・居酒屋
台湾はどこの街にも早餐屋と呼ばれる早朝から遅くとも昼過ぎくらいまでで営業を終わる飲食店またはテークアウトオンリーの店があり、美味しい・早い・安いの3拍子が揃った重宝する店です。中華系では小籠包・包子・油條に豆漿、洋風では三明治・熱狗・漢堡に乃茶あたりが定番です。日本からの旅行者でもリピーターはホテルのバイキングでなく早餐屋で済ませる人も多いようです。
市立図書館横にある早餐屋は昼2時くらいまで営業しており休日などは遅い朝ごはんを食べる人で賑わっています。統一地方選のあった先週土曜日久しぶりに早餐屋を訪れました。
     家族連れの客にテークアウトの客 老板は大忙しです

     左手の小姐は蘿蔔糕(大根餅)と豆漿で腹ごしらえ

この日食べたのは鉄板麺加蛋45元 学校給食で出たソフト麺のような懐かしい味がします

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順益商號の猫@友蚋炭坑人車軌道&基隆炭鉱鉄道跡を訪ねて 5

2010-12-03 18:27:00 | 
以前侯硐へ某駐在員氏と出かけたときも猫にじゃれつかれましたが、港口の順益商號にも人懐こいキジ猫がいて足元に纏わりついて離れません。某駐在員氏はそれほど猫好きではなかったようですが猫迷の亜熱帯気候と同行しているうちにだんだん猫好きの仲間になってきたようです。
       動き回ってなかなか写真を撮らせてくれません

  定期的にシャンプーしているのでしょう 毛がふわふわです

           やっとお座りしてくれました

我々が店の裏へ軌道の跡を探しに行くと猫も付いてきてごそごそしています どうやらトイレタイムのようです このあとちょこんと座って事が始まりましたが吉本の池野めだか師匠の芸を思い出してしまいました(すいません東京方面の方はわからないですよね)
更に奥の第一坑口方面へ向かおうとすると途中まで名残惜しげに後をついてきます 1時間半後帰りに寄ってみたのですが老板も猫も姿が見えません 行きに寄って良かったです

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順益商號に残る大陸反攻スローガン@友蚋炭坑人車軌道&基隆炭鉱鉄道跡を訪ねて 4

2010-12-02 18:09:00 | 台湾鐵路
縦貫線五堵の駅から小雨の降る中を歩いて約1時間、やっと港口の食料品店「順益商號」に着きました。人車はここで順益商號裏手の第二坑口方面と店舗前を通って左手更に数㎞の第一坑口方面へ分岐していたそうです。一方基隆炭鉱鉄道は川の手前を第一坑口方面へ延びており順益商號店舗横というか前が人車の駅のようになっており人や物資の集積地になっていたようです。更に昔は港口という名前が示すようにかなり大型の船もここまで入ってきていたということです。
再掲になりますが左手の建物が順益商號で交差点の手前が橋です 

1枚目の写真をまっすぐ第二坑口方面へ進み店舗裏から橋を望む 右手の大きな樹の下には人車の車庫というか留置所がありました
第一坑口方面から交差点と橋を望む ここから単線となった人車の軌道はこの道路ではなく店の庇の下に敷かれていました
30数年前のことが随分詳しく判明したなと訝られるかもしれませんがペットボトルを買い尋ねてみると老板が6年前再訪されたくろがねさんのことを話してくれこんなところに再度日本人が訪ねてくるのは珍しいからと当時の様子を丁寧に説明してくれたからなのです 壁に書かれているスローガンは台湾が大陸反攻を国是としていた当時のもので20数年前には台北の街角やバスの中もスローガンだらけでした
こちらもスローガンと最近見なくなった郵票(切手)取扱い店の看板 老板によると前を流れている基隆河の支流友蚋渓はたびたび洪水で氾濫するそうでこの公衆電話の辺りまで水に浸かったことがあると今も残る水の跡を教えてくれました

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