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台湾各地で元宵節のランタンフェスティバル開幕と台湾で唯一日本風情が残る神社 @ 桃園神社

2024-02-20 12:12:36 | どこでも廟

 旧暦1月15日の元宵節(今年は2月24日)が近づき17日から台北市主催の2024台北ランタンフェスティバル(台北燈節)が、西門・中華路一段・北門地区で開催されています。今回の台北ランタンフェスティバルは2段階に分けて開催されており、今回一部の展示エリアとイルミネーションは春節前の2月2日から点灯されており、17日以降来月3日までメインランタンを含むすべてのエリアでランタンが灯されています。一方国として開催する2024台湾ランタンフェスティバルは16年ぶりに台南市が舞台となって旧市街の安平燈區(2月3日~3月10日)と新幹線開業に際して開発された駅近辺のの高鐵燈區(2月24日~3月10日)、2地区で開催されます。日本でも長崎ランタンフェスティバル(長崎燈會)が新地中華街で2月9日から25日まで開かれており国内外の観光客で賑わっているようです。

さて日本統治時代、総督府はすべての町に神社を創建する方針を採用し桃園神社は1938年(昭和13年)落成し鎮座式が行われました。戦後は忠烈祠となり鄭成功らの像と殉國した國民党軍将兵の位牌が祀られていましたが、日華断交後國民党政府は日本統治時代の帝国主義的建造物の撤去を命じ各地の神社は取り壊されました。しかし桃園神社は地元住民の反対と一部学者の建築物としての価値評価と侵略の歴史の証拠として残すべきという主張が通り残されました。以降も忠烈祠の改築名分で取り壊しの危機がありましたが住民と学会の強い反対によって保存が決まり修復を経て1999年(平成11年)には國家三級古蹟に指定されています。現在は忠烈祠施設と歴史文化施設を併設した桃園孔子廟忠烈祠文化公園となり桃園市の貴重な観光資源となっています。

謹賀新年と日本語の新年の挨拶が表されています

 

しめ縄を張った手水舎も日本の神社にいるようです

 

日本の神様は祀られていませんが鳥居・石灯籠・社務所・拝殿・本殿とフルセットで神社

様式が残されています

拝殿 二拝(礼)二拍手一拝(礼)と参拝の作法も教えてくれます

祭神として豊受大神天照大神大國主命が表されていますが戦前の祭

神で現在日本の神様は祀られていません

絵馬奉納所 合格祈願や良縁成就など絵馬に書く言葉は日本と同じ

です

更にご朱印授け所までありました

 

コメント
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