先日も裏世界への融資が発覚したみずほ銀行、三菱東京UFJ・三井住友と並ぶメガバンクの一角ではありますが今回の事件によってメガバンクから転落するのではなんていう風評も出てしまっています。以前にも総会屋へ対する利益供与事件がありましたし、これだけ資金の透明化が言われる最中、事件が続けばそれも仕方ないのかもしれません。何だか関係のない話になってしまいましたが、みずほ銀行は第一勧銀・興銀・富士の3行が合併して誕生しましたが第一勧銀はその名が示す通り日本勧業銀行と第一銀行が合併したものです。日本勧業銀行は農工業への長期資金提供を目的にした特殊銀行(国策銀行)であり台湾にも台北・新竹・台中・台南・高雄と五つの支店を有していました。戦後國民党政府に接収後は臺灣土地銀行となり台北・台南は旧勧業銀行の建物が残っています。
襄陽路・館前路・懐寧街の一角を占める臺灣土地銀行旧館 手前は旧三井物産台北支店 奥が旧日本勧業銀行台北支店
襄陽路・館前路・懐寧街の一角を占める臺灣土地銀行旧館 手前は旧三井物産台北支店 奥が旧日本勧業銀行台北支店