ぶらっと立ち寄った駅の本屋。同じ作家の本がズラリと並べられていてうんざりした。人気作家ならば仕方のない事なのかも知れないけれど、読みたくもない人のズラリには経口させられた。しかも以前読んだ時、ちっとも面白くなかったんだもの。誰がこれを読むんだい、って感じ。もっとも多くの人々に支持されているからこそのズラリなのでしょうけれど。一体何を思って人々は本を読むのか。さらっと読めて感情移入が出来る。これが今求められているのかな、読者には。若い娘にはそこに泣ける要素も必要。昨年の「せかちゅう」じゃないけれど、本も映画も泣けてナンボだったものね。どこからその発想が来るのか分からない。けれど、それを願う人々がいるのは事実。女の子ばかりでなく、最近は男でも泣いちゃったりするもんね。恥ずかし気もなく。お涙頂戴ものに乗せられるなんて情けない事なのにそうは思わない。これも時流なのかい。変なの。