スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産大臣賞典報知新聞社杯エーデルワイス賞&内在性からの帰結

2011-10-13 20:30:36 | 地方競馬
 珍しくJRA2勝馬が参戦してきた第14回エーデルワイス賞
 好発は外枠各馬でしたが内からフリスコベイの逃げに。すぐ外にユカナ。アイアムネフライトやジョウノソナタといった好発の外枠勢はその後を追う展開となりました。前半の600mは35秒5のハイペース。
 人気のシェアースマイルは持ったままで好位の外を追走。3コーナーを回ると外から捲るように上がっていきましたが,捲りきるまでには至らず,4頭が雁行で直線に。しかしまだ余裕があったシェアースマイルが内の3頭を交わして抜け出し優勝。ハイペースに乗じてシェアースマイルの外を差しこんできたシーキングブレーヴが2着。大外を回ったロクイチスマイルも3着に届きました。
 優勝したシェアースマイルはデビュー戦を逃げ切ると2戦目は出遅れたものの直線一気の追い込みを決めて2連勝。現時点ではかなりの能力を示していました。今日は枠入りをかなり嫌がって,いささかの不安も感じさせましたが,レースでは関係なかったよう。ここもこれまでとは違ったレースで3連勝ですので,この後,どの程度まで成長してくれるか楽しみな素材だと思います。それなりの分枝を持つ一族の出自で,最近の重賞勝ち馬は2003年の札幌2歳ステークスを勝ったモエレエスポワール。シェアースマイルの近親としては,重賞は勝てませんでしたが中央オープンで2勝,新潟3歳ステークスでは2着に入った高崎のタマルファイターが伯父にいます。
 騎乗した丸山元気騎手はそのタマルファイターの主戦であった丸山候彦[よしひこ]騎手の子息。北海道2歳優駿は初勝利。管理している栗田徹調教師はこれが重賞初制覇となりました。

 自己原因と原因との間で考えられなければならない関係に,第一部定理一八で示されていることを加えるなら,今度は次のことが出てきます。
 自己原因として実在する神ないしは絶対に無限な実体は,自然のうちに実在する,あるいは実在し得るものに対して内在的原因です。よって,自己原因の変状として考えられるべき原因と結果が別のものについても,原因は結果に対して原則として内在的原因でなければならないということになります。このこと自体は,第一部定理一八証明のうちに,一切の超越的原因の排除ということが実際には含まれているということからも明らかであるといえるでしょう。また,第一部公理四において,結果の認識が原因の認識だけに依存し,ほかのもには依存しないということの理由も,原因というのが内在的原因であるからだといえると思います。もしも結果というものが原因とされるものの超越的外部に発生するのであるなら,少なくとも単にその原因を認識しただけで結果を十全には認識できないような場合もあり得ると考えることができるからです。
 ところで,もしもあらゆる原因というものが内在的原因であるのならば,結果は必然的に原因のうちにのみ生じ,その外には生じないということになります。すると,もしもある人間の本性を構成する限りで神のうちにあるある観念が原因となって何らかの結果が生じるのであれば,この結果もまたその人間の精神の本性を構成する限りで神のうちにあるのでなければなりません。もしもこの結果がその人間の精神の本性を構成するとともに何かほかのものの観念を有する限りで神のうちにあるということになれば,それは結果が原因に内在していない,いい換えれば神と関連付けられた原因が内在的原因ではないということになってしまうからです。
 ところが,ある人間の精神の本性を構成する限りで神のうちにある観念が原因となる場合のみが,この人間の純粋な思惟作用を意味することができるのです。よって純粋な思惟作用によってその人間の精神のうちに発生するあらゆる観念は,その人間の精神の本性を構成する限りで神のうちにある観念,いい換えればその人間にとっての十全な観念であるということがここから帰結します。
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