今朝の日経紙“スクランブル”欄に解説されていますが、
いま、空売り比率が過去最高水準まで高まっています。
空売り比率は、「 信用売り ÷ 全体の売り注文 」 で計算します。
６月下旬には過去最高の３８％台まで上がり、
７月に入ってからも３５％台で推移しているのですね。
ギリシャの債務問題で、相場が下げたら買い戻そうと思っている売り方ですが、
相場は一向に下げないどころか、数日来書いていますように、
日本の個人投資家の買いで相場は上がっているのです。
もともと、「空売り」が増えるということは、相場の先行きが弱いと思う投資家が多い表れですが、
一方で、近い将来買い戻す株数が多いことも意味します。
特に、この度はギリシャの国民投票を５日に控えており、
仮に、「緊縮財政受入れ」の結果がでれば、相場にとっては大きな買い材料？となります。
空売り筋は、買い戻しに動く（踏み上げ相場になる）ことが予想されます。
先日来の相場高が「先見性」であるならば、
「週明けは踏み上げ相場になるのでは」、ということです。