昨日書き忘れましたが、信用取引について、買い残が増えたとか売り残が減ったとか言うときには、
制度信用取引と一般信用取引の合計数字を言います。
東証の発表は、別々に発表されています。
さて、貸借取引ですが:
これまで書いてきた信用取引とは、「顧客が証券会社から資金や株を借りて売買する」取引でしたね。
証券会社は、顧客が信用取引による売買を行った時、資金や株を貸すわけですが、
その資金や株を調達する先として証券金融会社があります。
制度信用取引で行われた売買については、
証券会社は証券金融会社から資金や株を借りることができます。
この証券会社と証券金融会社の間の取引を貸借取引といいます。
顧客 ←信用取引→ 証券会社 ←貸借取引→ 証券金融会社 という[関係にあります。
先に、制度信用取引は証券取引所が決めた銘柄を対象にすると書きましたが、
貸借銘柄は制度信用取引のできる銘柄から選定されます。
つまり、貸借銘柄は、「証券会社が証券金融会社から資金や株をかりることのできる銘柄」であり、
制度信用銘柄ではあるけれど、貸借銘柄ではないものは、
「証券会社は証券金融会社から資金は借りられるが、株は借りられない銘柄」だということになります。
続きは・・・・
明日から京焼・清水焼や丹波焼を見る旅に出ますので、帰ってからになります。
そのときはまた、よろしく。