実態経済に学問としての経済学は役に立つのか、
誰しも関心のあることですね。ところで、
経済学について、最も研究が進んでいるのがアメリカです。
2000年以降、ノーベル経済学賞を受賞した人を見ると
28人中、英国、ノルウエーが各一人のほかはすべてアメリカ人です。
また、中央銀行であるFRBと12の連邦準備銀行には200人を超える経済学博士がいるのに対し、
日銀は10分の1?いやそれ以下のようです。
それはそれとして、
2005年にノーベル経済学賞を受賞したシェリング、オーマンの二氏は、
「ゲーム理論の発展と応用」に貢献した功績が評価されたのですが、
それまでの、経済学は「情報が完全な市場で人間が合理的に判断することを前提にしていたのですが、
現実の経済現象を必ずしもうまく説明できない」
というところからの研究だったのです。
本論は明日に。