大河ドラマ・黒田官兵衛を面白く見ています。
話の筋や役者の芸もさることながら、
陶芸というメガネで見ても面白いのです。
秀吉が信長から、信長愛用の陶器を貰って感激したとか、
有岡城の城主・荒木村重が、毛利の援軍を要請するため、
その手土産?に持参する陶器選びをする場面など、
往時の陶器の存在価値を、面白く見ることができます。
歴史的に、美濃や瀬戸は陶器製造にとって重要な地域でしたが、
まさに、信長や家康の本拠地であって、
とりもなおさず戦乱のまっただ中になりますね。
そのため、
「志野」「黄瀬戸」「織部」「瀬戸黒」等々、美濃で焼かれた陶器が、
昭和の初めまで、瀬戸で焼かれたと思われていたのですね。
陶磁器の歴史を混乱させた?戦いが、
TVドラマ「黒田官兵衛」にも見ることができるのですから。