大正十二年(1923年)九月一日、
関東大震災が、「木守」を悲劇に陥れました。
たまたまこの日「木守」は、「名品図録掲載写真」を撮るために、
松平家の東京屋敷の蔵に置かれていました。
激しい揺れで棚から落ちたところに大金庫が倒れ、
「木守」は粉々になってしまいました。
というわけで、名品「木守」は極めて興味深い歴史を残しながら、
写真で姿を見ることさえできないのです。
その後、武者小路千家では「木守」を模写して作られた茶碗の中から、
優れた名品を探しました。
現在、楽家三代道入(ノンコウ)作の「木守」(上記写真)を、
襲名茶事に使用している由です。
上記写真は、2010年12月17日付日経紙掲載のものです。
関東大震災が、「木守」を悲劇に陥れました。
たまたまこの日「木守」は、「名品図録掲載写真」を撮るために、
松平家の東京屋敷の蔵に置かれていました。
激しい揺れで棚から落ちたところに大金庫が倒れ、
「木守」は粉々になってしまいました。
というわけで、名品「木守」は極めて興味深い歴史を残しながら、
写真で姿を見ることさえできないのです。
その後、武者小路千家では「木守」を模写して作られた茶碗の中から、
優れた名品を探しました。
現在、楽家三代道入(ノンコウ)作の「木守」(上記写真)を、
襲名茶事に使用している由です。
上記写真は、2010年12月17日付日経紙掲載のものです。