初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

明治の夏は・・・いいですねエ

2013-08-16 16:02:48 | 生活の中で
 明治43年の夏、永井荷風が「三田文学」に書いた「夏の町」から:

 “・・・・蚊遣りの烟に、なおさら薄暗く思はれる有明の灯影に、

 打水の乾かぬ小庭を眺め、隣の二階の三味線を簾越しに聴く心持・・・・

 東京と云ふ町の生活を最も美しくさせるものは夏であろう。

 一帯に熱帯風な日本の生活が、最も活々として心持よく、

 決して他人種の生活には見られぬ特徴を示すのは、夏の夕だと自分は信じている。

 蟲籠、絵団扇、蚊帳、青簾、風鈴、葭簀、燈籠、盆景

 のような洒々たる器物や装飾品が、何処の国に見られよう・・・・”

 と。

いかがですか? いいですねー。

 えっ、死語だらけですか?(笑)