いつから日本はデフレだったの？

　先日来、インフレについておさらいをしてきましたが、

　改めて、日本はいつからデフレになっていたのでしょうか。

　デフレは単なる物価下落ではありませんが、それはさておき、

　長い間、日本経済がデフレ時代を迎えるなんてことは考えられませんでした。

　ところが、後になってみれば；

　１９９４年度以降８年間のＧＤＰデフレーター※の対前年度変化率は、

　１９９７年度を除いてすべてマイナスだったのですね。

　政府はなかなか日本経済がデフレ状態であることを認めませんでしたが、

　２００１年３月になってようやく公式に認めました。

　日銀も、量的金融緩和政策を再開し、

　デフレが解消するまで同政策を続けることを発表したのです。

　“過ぎて見れば”ですが、長いトンネルです。

　※ＧＤＰデフレーターは、（名目ＧＤＰ÷実質ＧＤＰ）×１００　で計算します。

　因みに１９９９年度のＧＤＰデフレーターは９７．６１％、２０００年度は９５．７７％で、

　２０００年度の成長率は、名目で－０．２６１％、実質で１．６５９％でした。