初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

株価平均の計算上の特徴から

2013-01-17 09:49:03 | 株・いろいろ
 株価平均の計算のし方にはいろいろありますが、

 大きく「単純平均」と「加重平均」とがありますね。

 昨日の株価には両者の特徴がでています。

 例えば、アメリカでは、

 ニューヨーク・ダウ30種平均は、30銘柄の単純平均ですね。(分母は30ではありませんが。)

 たったの30銘柄ですから、大きく動いた株価に影響を受けます。

 昨日のダウ平均は3日ぶりに小幅(23.66ドル)下げでしたが、

 その下げに大きく影響したのがボーイングです。

 ボーイングの株価が3%下げたために、1銘柄でダウ平均株価を20ドル押し下げました。

 一方、ナスダック平均株価は、発行株数×株価 という加重平均をとりますので、

 発行株数の大きい企業の株価に影響を受けます。

 そのナスダックの株価平均は3日ぶりに反発しましたが、

 それに大きな影響を与えたのが、アップルでしょう。

 ずっと下げ続けていたアップルが昨日反発したので。

 ・・・・

 日本も同じです。

 単純平均を採る日経平均株価が、昨日は280円近く下げましたが、

 ファーストリテイリングとファナックとソフトバンクの3社で、

 日経平均株価を81円押し下げています。

 「ある銘柄の大きな変動が株価を動かす」のは当然としても、

 中身も見ておきましょう。