初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

八十八夜・あかねだすき

2012-05-01 09:25:47 | 生活の中で
 今日は立春から数えて88日目となる八十八夜です。

 平年は5月2日ですが、うるう年は1日なのですね。

 昔、文部省唱歌に「茶摘(み)」がありました。作詞・作曲とも不詳の由ですが、

 幼い女の子が「せっせっせー・・・」と手遊び歌として広く歌われたものです。

 「夏も近づく八十八夜  野にも山にも若葉が茂る

 あれに見えるは 茶摘ぢゃないか あかねだすきに菅(すげ)の笠」

 この歌の、最後の段落にある「あかね」のところはとても興味があります。

 茜(あかね)はアカネ科のつる性多年生植物で、

 根の部分は「煮出した色素」で草木染に使われることと、

 「茜草根(せいそうこん)という止血剤」の生薬になること、の効用があるのだそうです。

 茶摘みは素手の作業ですから指先に怪我をしやすいのですが、

 たすきの茜成分をすりこみながら作業をする、

 という昔からの知恵だそうです。

 すばらしいじゃありませんか。