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初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

交趾大亀香合(こうちおおがめこうごう)

2015-09-06 11:22:59 | 陶芸

 

 もうとつの亀ですが、「交趾大亀香合(こうちおおがめこうごう)」です。

 交趾は今のベトナム北部トンキン・ハノイ地方の古名です。

 この香合は横の長さは9センチ弱で、高さは6センチ強、程度の大きさです。

 中国明時代に福建省の漳州で焼かれ、ベトナム通いの貿易船でわが国にもたらされたものの由。

 色の美しさ、模様の面白さをかわれて江戸時代の茶席の香合に取り立てられたとか。

 「型物香合相撲番付」では東の最高位の大関の位置にあったそうです。

 藤田伝三郎氏はこれがほしくてほしくて、長い間あこがれてきましたが、そのうち病気に。

 亡くなる直前に念願かなって手に入れましたが、9万円・今の9億円だったそうです。

 でも、「手に入れました」という報告に、病床でにっこりと「そうか」と言いましたが、

 結局自分の手にとらないまま、亡くなったそうです。

 そんなことを知った上で、もういちどこの香合を、

 眺めてください。


サントリー美術館へ

2015-09-05 10:44:17 | 陶芸

 昨日、六本木のサントリー美術館へ行きました。

 開催中の「藤田美術館の至宝 国宝曜変天目茶碗と日本の美」を見に。

 明治の実業家・藤田伝三郎氏が収集した仏教美術品や茶道具を中心に、

 絵画、墨蹟、漆工、金工、染色など、国宝、重要文化財はじめ、素晴らしい美術品がたくさん展示されていました。

 わたしの目当ては、タイトルにある国宝・曜変天目茶碗や、陶磁器の数々です。

 曜変天目茶碗は世界に三点、すべてが日本に、そしてすべてが国宝に指定されています。

 藤田美術館が所有しているもののほか、静嘉堂文庫美術館、京都大徳寺の龍光院のものがあります。

 この、藤田美術館蔵のものの特徴は、いろいろある中で曜変が茶碗の外側にもあるということでしょう。(写真右側)

 ゛曜変”がどのようにしてでるのか、学者、陶芸家の研究が続けられていますが、

 なかなか“釉薬”の開発などというところには結びついていません。

 展示品を見ているだけで、吸い込まれそうな美しさです。

 もう一つの“亀”についてはまた。 


九谷焼の展覧会

2015-08-19 15:10:20 | 陶芸

 東京ステーションギャラリーで開催している展覧会、

 「交流するやきもの 九谷焼の系譜と展開」 を見てきました。

 この展覧会は、北陸新幹線開業記念と銘打っています。

 第1章から第6章までに分け、第1章は古九谷で13点の作品を展示し、

 そのあと、時代を追って第6章は平成で、三代徳田八十吉の作品8点まで、

 全部で116点の九谷焼を見せてくれます、

 もともと、九谷焼はその発生から古九谷といわれるまでの歴史において、

 “謎”に満ちており、

 それを知るだけで興味がわきますが、

 作品の素晴らしさは、あの口の悪い?(いや失礼)北大路魯山人が、

 日本のやきものが一番と譬えにあげる焼き物でもあります。

 私は、3年前に九谷焼を観に金沢に行きましたが、

 今日の展覧会は、一か所のギャラリーに時代別にまとめてくれていますので、

 とても理解もしやすく、楽しい時間でした。

 


夏休み親子陶芸教室

2015-07-29 16:41:53 | 陶芸

 今日は、花見川いきいきプラザで「夏休み親子陶芸教室」がありました。

 今回は、はじめて「午前の部」と「午後の部」の2教室を行いました。

 ほとんどが「ママと小学生」ですが、「パパと小学生」の組合せや、

 「小学生2人にママとおばあちゃんの付添い」とかいろいろの組合せ。

 午前と午後合わせて23組46人が作陶に興じ?思い思いの作品を作りました。

 日頃、作陶に「親しむ会」の人が6,7人アドバイスや手伝いをしてくれましたが、

 1日でこなす量?としてはタイヘンでした。

 でも楽しそうに、一生懸命取り組む姿に引き込まれ、こちらも頑張りました。

 今日以降、「乾燥をさせ」てから「素焼き」をし、

 再度、今日の親子に来ていただいて、

 「はっ水剤を塗って」「絵や模様を描いて」「釉薬を掛けて」と、今日よりもタイヘン。

 しかもその後、本焼きの「窯入れ」

 なんとか、無事、うまくいってくれますように。

 


沖縄のやきもの展

2015-07-18 10:31:01 | 陶芸

 友人の招待状付おすすめの手紙をいただき、

 昨日、石洞美術館に“沖縄のやきもの展”を観に行ってきました。

 石洞美術館とは、(私は知らなかったのですが)

 千住金属工業(株)の社長・会長を歴任した佐藤千壽氏のコレクションの美術館で、

 今回は、そのうちの沖縄のやきものを展示したものです。

 通常、陶芸展というと、ある特定の陶芸家の作品(先日観に行ったルーシー・リー展のような)とか、

 あるテーマ(例えば織部の茶陶)とかが多いのですが、

 今回の展覧会は、沖縄で作られたというくくりで幅があり、且つ佐藤氏が収集した愛らしい?作品で、

 30cmを超える大きなものは2.3点しかありませんでした。

 しかし、とてもよかったことは、

 作品一つ一つの解説が、「作陶、装飾、釉薬、焼成」など、実に分かりやすく、

 理解と納得性を満たしてくれました。

 歴史的にみますと、琉球王国が海上貿易の好立地にあったので、

 南方諸国から陶磁器が大量にもちこまれたことで、自力での作陶?は遅れた感がありますが、

 輸入品によって“技術力”を高める役にたったとも言えます。

 たとえば、装飾面で「刷毛目、印花、象嵌、線彫、掻落し、飛び鉋など、

 自由にこなしていたことが、作品から伺えました。

 とても楽しいひとときでした。

 

 

 


陶芸講座の夏休みは・・・

2015-07-15 13:57:32 | 陶芸

 4月から始まった今年度の陶芸講座は、今日で前期?終了、

 9月の初めまでお休みとなります。

 ところが、私の夏休みはなし?・・・・というのは、

 小学生とその保護者を対象にした「夏休み親子陶芸教室」があるのです。

 しかも、昨年の好評を受けて、今年は2回やることになっています。

 各回とも親子の人たちは2日間の作業があるのですが、

 私たち講師陣はその他に、素焼き、本焼きの窯入れ、窯だしなどの作業もあります。

 今日の人たちはシニアですが、

 そのシニア終了後、2週間後の「夏休み親子陶芸教室」にむけて、

 これから購入するもの(粘土、釉薬、絵の具)や、

 準備するもの・あれはあるか、これはどうか、などをチェックしてきました。

 みんながアイディアをだして楽しい創作活動ができるように。

 もっとも、楽しいのは私の方ですが。(笑)


ルーシー・リー展に行きました

2015-07-12 14:52:48 | 陶芸

 千葉市美術館で開催中の「ルーシー・リー展」に行ってきました。

 ルーシー・リー(Lucie Rie)は、1902年にウィーン生まれたユダヤ人の女流陶芸家です。

 ウィーンの工芸美術学校で、ロクロの面白さに魅了されて陶芸家になった由ですが、

 戦争がはげしくなる中、イギリスに亡命し1990年に病で倒れるまでロンドンで

 作陶を続けたそうです。1905年に亡くなり、没後20年となる今年千葉市美術館の

 20周年記念に合わせた展覧会です。

 長い作陶の中で、装飾の仕方も変化し、研究を続けた釉薬にも魅力のあるものが

 たくさんありました。

 


証券界はゲンを担ぐ?

2015-06-10 15:07:02 | 陶芸

 2,3日前にこんな花器をつくりました。

 ある陶芸グループの人からの話とそれに使う薬?の利用で。

 ところで、誰でも大なり小なりゲンを担ぎますが、とりわけ証券界は強い感じがします。

 例えば、私が証券界にいたころ、

 会社の応接室はじめルームに飾る絵画(額)が、すこしでも“曲がって”いてはならないのです。

 相場が曲がる” = 損をする につながるのですね。

 それで、こんど作った花器に、ひびが入っているのですが、

 このひびを入れることが、この作品の狙いなのにもかかわらず、

 現役時代の私だったら作っただろうか、

 相場にひびが入る、顧客との間にひびがはいる、と

 考えるのではないか、なんて

 つまらないことを考えてしまいました。(笑)

 

 

 

 

 

 


猿の絵皿焼きあがる

2015-05-13 14:41:57 | 陶芸

 来年の干支、申(猿)の絵皿が焼きあがりました。

 直径は28.5cmで、まわりをぐるっと蟹に囲まれた三猿。かわいいでしょ?(笑)

 たまたま、今日は陶芸講座でしたので、

 別のところで焼いた窯出しを仲間にお願いして、持ってきてもらいました。

 赤土で皿を作り、白化粧土を円く塗り、そこに鉛筆で猿を下描き、

 顔や耳・手足を削り落としてから素焼き。

 その後、黒で縁取りし、透明釉を掛けて本焼き。

 というような作業手順を講座の皆さんに説明。

 ついでに?サルカニ合戦の物語の筋書きや、仇討の歴史や、

 芥川龍之介の短編小説「猿蟹合戦」まで話は脱線(笑)

 部屋に飾るのは半年以上先ですね。(笑、笑)

 


夏休みの親子陶芸教室

2015-04-22 17:30:26 | 陶芸

 今日は多忙な一日で、つい今しがた帰りました。

 日経平均株価は224.81円高の20,133.90円。ずいぶん上がりましたが中味は明日じっくり見ます。

 ・・・・・・

 まだ、4月だというのに、夏休みの親子陶芸講座の計画について、

 千葉市花見川いきいきプラザ(私が講師をしているところですが)から、スケジュールの相談を受けました。

 例年、開催している“世代間交流”活動の一環で、毎年開催していますが、

 それにしても、“もう?”と驚きました。

 昨年の活動がタイヘン好評価だったとかで、

 今年は、「午前コース」と「午後コース」のふたつをやって欲しいと。

 好評価だと言われれば、ハイやりましょうと。(笑)

 そういえば去年は、テレビカメラも入りましたね。

 今年もかな?