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沖縄のやきもの展

2015-07-18 10:31:01 | 陶芸

 友人の招待状付おすすめの手紙をいただき、

 昨日、石洞美術館に“沖縄のやきもの展”を観に行ってきました。

 石洞美術館とは、(私は知らなかったのですが)

 千住金属工業(株)の社長・会長を歴任した佐藤千壽氏のコレクションの美術館で、

 今回は、そのうちの沖縄のやきものを展示したものです。

 通常、陶芸展というと、ある特定の陶芸家の作品(先日観に行ったルーシー・リー展のような)とか、

 あるテーマ(例えば織部の茶陶)とかが多いのですが、

 今回の展覧会は、沖縄で作られたというくくりで幅があり、且つ佐藤氏が収集した愛らしい?作品で、

 30cmを超える大きなものは2.3点しかありませんでした。

 しかし、とてもよかったことは、

 作品一つ一つの解説が、「作陶、装飾、釉薬、焼成」など、実に分かりやすく、

 理解と納得性を満たしてくれました。

 歴史的にみますと、琉球王国が海上貿易の好立地にあったので、

 南方諸国から陶磁器が大量にもちこまれたことで、自力での作陶?は遅れた感がありますが、

 輸入品によって“技術力”を高める役にたったとも言えます。

 たとえば、装飾面で「刷毛目、印花、象嵌、線彫、掻落し、飛び鉋など、

 自由にこなしていたことが、作品から伺えました。

 とても楽しいひとときでした。

 

 

 


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