友人の招待状付おすすめの手紙をいただき、
昨日、石洞美術館に“沖縄のやきもの展”を観に行ってきました。
石洞美術館とは、(私は知らなかったのですが)
千住金属工業(株)の社長・会長を歴任した佐藤千壽氏のコレクションの美術館で、
今回は、そのうちの沖縄のやきものを展示したものです。
通常、陶芸展というと、ある特定の陶芸家の作品(先日観に行ったルーシー・リー展のような)とか、
あるテーマ(例えば織部の茶陶)とかが多いのですが、
今回の展覧会は、沖縄で作られたというくくりで幅があり、且つ佐藤氏が収集した愛らしい?作品で、
30cmを超える大きなものは2.3点しかありませんでした。
しかし、とてもよかったことは、
作品一つ一つの解説が、「作陶、装飾、釉薬、焼成」など、実に分かりやすく、
理解と納得性を満たしてくれました。
歴史的にみますと、琉球王国が海上貿易の好立地にあったので、
南方諸国から陶磁器が大量にもちこまれたことで、自力での作陶?は遅れた感がありますが、
輸入品によって“技術力”を高める役にたったとも言えます。
たとえば、装飾面で「刷毛目、印花、象嵌、線彫、掻落し、飛び鉋など、
自由にこなしていたことが、作品から伺えました。
とても楽しいひとときでした。
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