浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

なんだかなぁ

2012-07-24 21:31:44 | 日記
なんだかなぁ、と思うことってまぁこれだけ生きてるといくつかあるけど最近思う2つ。

まず一つ目。

コンビニでお酒買う時。店員さんから「画面にタッチしてください」と言われる。画面を見ると「私は20歳以上です」と出てて「はい」のボタンを押す。

これ、なんだかなぁと思いません?もちろん未成年に酒を売らないということだと思うし、きちんと確認した、というエクスキューズのためだろうと思う。でもさ、こんなのだったらちょっと大人びた未成年であればポチッと押してしまえば問題ないよね。

そうなるともしそれが問題になったとしても店側は「いえ、うちではきちんと確認しました」というだけの話なんだろう。

だとするとそんな確認に意味があるのかね。

やるんだったら(やれ、と思っているわけじゃない、やるんだったら、ね)アメリカのように年齢の確認できるIDを提示ししなければいけない、ということなんだろうけどそれにはいろいろ面倒があるんだろう。

なんだかなぁ、と思う。

二つ目。

胃痛を抱えているので薬を持ち歩いているのだけど、たまに出先とかで薬が切れる場合がある。そういう時は薬局に行ってガスター10を買う。これが一番効くね。だけどこの薬は薬剤師さんのいない薬局で無いと買えない。とはいっても最近は大きな薬局だとだいたい薬剤師さんがいる。で、お店に行って「ガスター10あります?」と聞くとたまに「あ、すいません、いま薬剤師が休憩中で販売出来ないんです」と言われてしまう。

こないだなんてひどかったよ。
「ガスター10あります?」
「あ、すいません、いま薬剤師がいなくて…」
「そうですか、何時位ならいますかね?」
「今日、お休みなんで明日ですね」

おい。

これもさぁ、もちろん強めの薬だろうからしっかりとした知識を持った薬剤師さんがしっかり販売しなければいけない、ということなんだろうけど。

こういう「なんだかなぁ」という時には「ローマ人の物語」の一節を思い出す。

「どのような結果になったことであれ、元は善意によって始まったのだ」

つまり、画面の「20歳以上です」というボタンを押すことだって、最初から「面倒くさい仕組みを作ってやろう」と思ったわけじゃないだろう。「お酒を販売するときは年齢を確認してから。未成年にお酒を販売しないようにしよう」という確実に「善意」から始まっているんだろう。

なんだかなぁと思う事だってそれをやってる人たちは悪気があってやってるわけじゃない。

と、考えないとやってらんないよね。