浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

知的好奇心を増幅させる方法

2011-08-01 20:18:06 | 日記
バーベキュー。ラムもホルモンもイカもホタテも野菜も旨かったけど、とにかくおにぎりがうまかった。小ぶりだったんで4つくらい食べちゃったんじゃないかな。


みよしののぎょうざカレー。これが食べたくて食べたくて。


ビアガーデン。天気悪かったけど空見てる暇なんてないからね。


めちゃんこ安い居酒屋だったなー。カレー頼んだらボンカレーがそのまま出てきた。


夜中2時のびっくりドンキー、ポテサラバケットディッシュ。これも食べたくて食べたくて。


札幌行ってきました。

まー、食べて喋って飲んで喋ってまた飲んで食べてずっと笑う、という時間で東京に戻ってきて振り返ると「あれ現実だったのかな。インセプションだったんじゃない?」とすら思うんだけどね。

遊んでくれた皆さん、ありがとうございました。

たっぷり時間があったものだから(土曜日なんて16時半から朝3時まで飲んでたわけだし)いろいろなことを喋った。

で、その後聞いたラジオでの内田樹の話が興味深かった。

いろいろなことを話していたけどなるほどなぁ、と思ったのは電車の中での高校生の会話。

内田樹はたまに電車に乗って近くの高校生同士の会話を聞くとはなく聞いていて、特徴的なところは「お互いの知的好奇心を深める会話を一切しない」だということに気づいているらしい。

つまり、誰かがその集団の中で少し知的な話(たとえば円安が、とかあるいはその集団の中で誰も読んでいない本の話とか)をした場合、他のメンバーは「え?それどういうこと?」とか「なになに?おもしろそうだね」という会話を一切しない。

もしそういう話をしたら他のメンバーの反応はおそらく「無視」か冷たい一言(内田樹は『知的けたぐり』と呼んでいた)、たとえば「寒いよ」とか「つまんねーよ」とかそういう言葉を浴びせられるだけだろう。

そもそも、そういうことを言われないということが分かっているので誰も、他の人が知らない話をしない。

これは高校生に限らず、どんな人であれ一緒で、その人の知的欲求を挫くことは非常に簡単でその人が自分の興味のある話をし始めたときに「それ何の意味があるの?」とだけ知的けたぐりで足元を突っかければよい。

そもそも勉強一生懸命にやってる学生に対して「その勉強何の意味があるの?大学なんて行ったって意味ねーじゃん」と言えばその人の勉強意欲はすぐに揺らぐ。

逆に言うとその人の知的欲求を増幅させるのも簡単で、その人が興味あることを話出したときに相手が「え?どういうこと?面白そうだね、もっと聞かせてよ」と関心を示す人さえいればいい。

たとえば子供が初めて見た昆虫を手に持って母親に見せたときに、「あ、すごいねー、もっとそういうの見せてよ」というだけで子供の知的好奇心は増幅される。

つまり、そういう反応をされた人は自分に内在する知に価値を感じ、更にその知を増やそうとする。

…と長々と書いてきましたがそういうことを内田樹が言っていたのね。

それを聞いてて、僕は「あー札幌にいたこの週末は自分の知的欲求が増幅されたなぁ」と改めて感じたね。

どんな話しても興味深く聞いてくださる人ばっかりだったし、逆に僕が「もっともっと」と思う話をしてくれる人ばっかりだからね。

ありがとうございました。

いやー面白かったなぁ。
コメント (5)
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