浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

1派2派3派

2011-03-24 21:15:59 | DVD、映画
ちなみにタイトルの読み方は「ワンハ、ツーハ、スリーハ」。

続編がある映画は多くてそうなると人それぞれ「何派?」ということになる。

たとえばトイ・ストーリーはだんぜん3派、フロム・ダスク・ティル・ドーンは1派、裸の銃を持つ男は2(正しくは2と1/2)派。

ゴッド・ファーザーはいろいろあるだろうけど、僕は3派。なんたって最後の階段でのシーンね。元々僕はアル・パチーノ好きだけどこのシーンはパチーノの中でも最高の一つに挙げていいと思う。ただそっと黒いベールを被る妹(女優の名前忘れた)もいい。
アンディ・ガルシアのやんちゃぶりもいいし、僕の好きなブリジット・フォンダがちょい役で出てるのもいい。マイケルの息子がギターで愛のテーマを歌い、マイケルが昔のことを思い出すとこなんていいじゃない。バチカンでマイケルが発作起こしてオレンジジュース飲むとこの真似したいんだよな。

ゴッドファーザーの1~3までを一本の映画としてみると上記のとおり3がいいんだけど、1、2、3と別々の映画、として考えるなら2が傑作な理由もわかるんだよね。デ・ニーロ演じる父ヴィトーが何も無い移民の状態から「仲間を作る」ことでトップに登って行くのと対照的に、息子マイケルは仲間を消していくことでトップに登りつめ最後に孤独になる。。。というシナリオはそりゃ最高だよね。

バットマンの新シリーズ(ビギンズ、ダークナイト)で言うと100対1でダークナイトで、旧シリーズ4作(無印、リターンズ、フォーエバー、&ロビン)で言うと案外僕はバットマン&ロビン嫌いじゃないよ。世間的には超駄作と言われていて主演のジョージ・クルーニーですら「キャリアから消したい」と言ってるらしいけど。何せ僕、J・キャリー好きなんだもの。ユマ・サーマンも出てるしね。

スター・ウォーズは(6まである映画の話しちゃうけど)エピソード4・5・6で言うと僕は5派。最後が「え!?ハン・ソロがこんな状態で!?」って終わるところはいいよね。この話さ、ドッピオさんとも散々したんだけど、今の時代の我々はもちろんスターウォーズという映画が1~6まであって、見ようと思えばレンタルででも見られる環境にいる。でもね、当時(80年代)の人々は4を見て、かなり待たされて5を見て「え、これで!?」ってびっくりしたと思うんですよ。6が絶対に作られる、とも当時はわからなかっただろうし。5を見てから6の公開まで日常生活を送りつつも、ふとしたときに「あ、そういえばハン・ソロどうなるのかな。。」って思ってたんじゃないだろうか。そういう言わば「映画体験」として大変素晴らしいよね。
ヨーダもボバ・フェットも出てくるし。

1・2・3のうちで言うと2派。最後の水辺でさー、アナキンとアミダラが二人だけの結婚式を上げているところに不吉に響く帝国のテーマ、なんてグッと来たなぁ。エピソード1が公開される、って決まってから公開されるまでのドッキドキ感もよかったけどね。たぶん、あの頃ってまだそんなにネットが一般的ではなかった(…気がするけどどうだろ?1999年)ので、新作映画の情報なんかはテレビとか雑誌でじわじわと広がる状態だったはず。だからダース・モール見て「あ、これが悪役なんだ!」とかアナキン見て「あ、これがアナキンか!」みたいにちょっとずつ期待感が高まってって楽しかったんだよなぁ。

先日の連休にふと思い立って「パイレーツ・オブ・カリビアン」を一気見したんだけど、こっちはなんと言っても3だね。スパロウの父親役をキース・リチャーズってだけで10点差し上げる。

というわけでこういうのを考えてるとすぐ時間が経っちゃう。こないだドッピオさんともがっつり話したもん。

で、最近、「アイアンマン2」見ました。

ジョン・ファヴロー
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
発売日:
2010-10-22


このあたりのヒーローものって「ハルク」「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」あたりがそれぞれ単品で映画になって最後にみんな集まって「アベンジャーズ」っていう映画にまとまるんだって。別に元々のアメコミファンってわけじゃないけどなんとなく「みとかないと」と思ってみてます。

「アイアンマン1」はずいぶん評価が高いんだけど僕はそんなでも無かった。「うーんなんつーか単純な話だなぁ」と思ってた。友達役のテレンス・ハワードは好きなんで良かったけど。「クラッシュ」でのこの人は良かったよなぁ。と、思ったら2はドン・チードルにキャスト変更。テレンス・ハワードがウォーマシンに変身するの見たかったのに…。

で、こないだ大阪までの高速バスに乗ったらモニターつきでアイアンマン2が見られた。

見て思ったけど僕はアイアンマンはだんぜん2派ですね。

何せまず敵役がミッキー・ロークというのがね、いいですよ。昨今、僕は彼が出てるだけで映画が一段階上がります。(レスラーは言わずもがな、シンシティ、エクスペンダブルズ) レース場で背中の服が焼けていく登場シーンだけでもう興奮しまくり。

加えてスカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウ。僕もマドモアゼル唯先生も昔っから女性が体術で強い、という設定に否応無く惹かれちゃうタチなもんだからね。この人良かったなぁ。

そしてコメディリリーフ的に登場するジョン・ファブロウ演じるハッピー。アイアンマンの運転手。今回は美味しい役どころだった。この人さ、ドラマ「フレンズ」でモニカの彼氏役やってたよね、名前が思い出せないけど大富豪役で。

つーかんじでいいキャラが立ってて面白かったなぁ。

え?トニー・スターク?あー、出てたねぇ。。
コメント (3)
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