浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

もう最高に美味しそうなんだから

2009-11-12 01:06:58 | DVD、映画
連続ドラマってあんま見ないんですよ、決まった曜日の決まった時間に家にいる、ってことが難しいしさー。

だから見るとなったら後でDVDでまとめて、あるいは最近はネットでチョメできたりするからそれで、って感じ。

でもねー、今回、「深夜食堂」だけはめっちゃ見たくて第一話の時にはちゃんと家に居てみたんだよね。

「深夜食堂」というのはビッグコミックオリジナル(だったかな?)でやってる漫画。

繁華街の裏通りにある小さなめしや。メニューは酒と豚汁定食だけ。でも注文してもらえりゃあるもので出来るもんなら作るよ、ってのが営業ポリシー。そこに来る人たちの人間模様、って漫画なんだけどこれがまたいいんだよね~。

店に来るお客さんは自分の食べたいものを適当に頼む。「明太子、ミディアムレアに焼いて」って人もいれば「あったかいご飯にかつおぶしかけたねこまんま」って人もいる。

だから毎回のタイトルは「きのうのカレー」「赤いウィンナーと玉子焼き」なんてざっかけないメニューばっかりで、少しだけほろりとさせて。

料理漫画にはずれなしってのは神崎さん(爆)の名言ですが正にそのとおり。

それがドラマになるってんだからねー、それは見ないと。

更にこのドラマのフードスタイリストが飯島奈美って人でこれがまたいいんだわ。

(その人のレシピ集はこちら→LIFE

「深夜食堂」、第一話はテレビで見たけど、それ以外はネットでチョメできるところ見つけて見ました。

第三話「ポテトサラダ」なんてよかったよー。漫画でも好きな話だしね。

今ちょうど第五話「バターライス」を見終わったところなんだけどこれまた良かった。二人で肩を並べてバターライスを食べるシーンのあの空気感というか雰囲気は漫画では出せないよ。キャストが岩松了とあがた森魚という味のある二人だったのも良かったね。

水曜の深夜、っていう見づらい時間帯だけどよろしければ是非。漫画も好みはあるかも知れないけどお勧め。


で、毎回この漫画を読みながらぼけっと考える。

自分がこの深夜食堂に行ったらなにを注文するかな?

ほら、この店の特徴は「食いたいもの行ってくれりゃあるものでできるもんなら作るよ」ってことだから。

昔、札幌で通ってた北24条の店は(今でもたまに行くけど)僕にとってはこんな感じだったな。黒板にあるお勧めメニュー見て「これできる?」って言ったらマスターが結構わがまま聞いてくれた。こういう店は基調だよね~。

僕が、深夜食堂に行ったなら。
季節にもよるけど今なら、まずビールは頼むとして、茄子の南蛮漬けが食べたいな。そして茶碗蒸し。それから島根の行きつけの店で食べたあったかい素麺で〆。うーんいいねぇ。

こういう作品っておなかが減ってくるから困るよ。
深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)
深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)