浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

「競技なら、しかけろと。とにかく。」

2008-02-08 00:50:37 | 注目サイト
毎日楽しく生きているわけですが、最近毎朝11時が楽しみで仕方がない。

それは、ほぼ日刊イトイ新聞のサイトで「さんまシステム」という連載をしているから。(それが毎朝11時更新)


そもそも明石家さんま好きなんですよ。尊敬する人は?と言われたら確実に入ってくるね。あとは宮沢賢治、ロバート・デ・ニーロとか。

「恋のから騒ぎ」って番組があるけど、もしさんまが倒れたりしたら「代わりにお願いできませんか?」とか声かけてほしい。がんばるけどなー。

今回のサイトでの連載のテーマは「睡眠」。そのテーマの中で「寝ない人」として有名なさんまと糸井重里が対談しているんだけどまぁ、面白い。

読んでると「しかける」ってことがすごく大事だな、と思う。

その対談の中に、そういうフレーズがあるんだよね。

「(健康目的で走っているならともかく)競技としてマラソンに参加して完走目的、という人が理解できない。競技なら、しかけろと。とにかく。しかけてほしいんですよ」

さんまがこういうこと言うのを読んで「そうか~」と思った。

テレビ見てても(たとえばなんだ、さんまのまんまか)ゲストがガッと仕掛けてきた瞬間が一番、さんま自身が楽しそうだよね。

やっぱ仕掛けるべきなんだな。

たとえばサッカーで5対0で負けてて後半30分という状況でも「隙あらばせめて一点は取るぞ」と虎視眈々と狙って一瞬、ガッとしかけるとかね。そういうのじゃないとつまらないじゃん。

仕事だって営業とか行ってぼこぼこにされて「あ~このお客さん俺には無理だ~」と思ってもどこか一箇所でグッと仕掛ける、そういうの僕も好き。
それで帰り道にコーヒー飲みながら「いやダメダメなセールスだったけど少なくとも一太刀は浴びせた」と満足しているのがいい。それは確かに「はずれ」であり「失敗」ではあるんだけど自分が何かやったことで「無意味」ではないんだよね。

そういういろいろ深いところも面白いし、単純に話としてもめちゃくちゃ面白いよ。

笑ったのがこのあたり。
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さんま:何に一番時間を使ってますかね~?テレビじゃないな…。
    女とギャンブルとスポーツをひとくくりにすると…
糸 井:そこをひとくくりにしますか?(笑)
さんま:え?いけませんか?
一 同:(笑)
糸 井:どうしてそこがひとくくりになるんだ!(笑)
さんま:だ・か・ら、女はギャンブルでもありスポーツでもあるわけ!
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なんとなくわかるけどね~。

女性に対してもさ「しかける」という感じがすごく大事だと思う。

たとえばなんかのきっかけで知り合って何回か2人でご飯食べに行って、って場合に少なくとも男のほうはその子のことキライじゃないわけじゃないですか。(違うかな?僕はそうだけど) だったらね、デート中一回でもいいからしかけるべきだよね。そのほうが絶対楽しいし。
そんなのしたらいい友達関係が壊れる、とか言う人もいるけど僕は違うと思う。しかけた後だって(そしてそれで玉砕したって)友達にはなれるじゃん。

個人的に一番楽しい男女関係はさ、「気が合うし友達として最高だけど、なんかきっかけあったらどうにかなっちゃうぞ、望んでるわけじゃないけどやぶさかじゃないぞ」ってお互いが思っている状態だと思うんだよね。

あ、さんまの話か。

とにかく面白いよ、さんまシステム。期間限定なのでお早めにどうぞ。