浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

確実に売上が上がる方法

2008-02-07 00:20:58 | 仕事
こないだある人と飲んでいて、その人の部下の話。

その人は奥さんと子供(2歳くらいかな、男の子)がいるんだけど仕事で悩んでいて「女房と子供に今の自分の仕事を自慢できない」ともらしたそうです。

それを聞いて。

アホか!


と思いましたね。まぁそんなことをこぼす人はどうせたいした人じゃないからほっといてもいいんだけど。(いちおうその人のことは知っている)

「職業に貴賎はない」と言われるけどそれは僕もそのとおりだと思う。
そして「志には貴賎はある」というのもそのとおり。

つまりどんなに社会的に認められていない職業でもその人が「俺はこの仕事で世界を救うんだ、役に立つんだ」と思っている限りその職業は貴い。
逆にどんなに立派な仕事でも、たとえば政治家でも官僚でも「自分の給料がよければいいんだもんね」と低い志しか持って居ないならその職業は賎しい。

自分の仕事を女房子供に自慢できない、って言っている人は自分の志の低さに気づいていない。

もちろん僕だって立派な志を持ってるわけではない(むしろ志は低い)んだけど、それでもさ、自分の職業を人に自慢できなくなったら終わりでしょ。自分の職業を自慢できない、ということは同じような職業に就いている何万人もの人の仕事を賎しく思っているってことだもん。僕はそんなに失礼なことは思えない。


そういうこと言う人に僕がアドバイスをするとしたらどうするか?いやアドバイスをするつもりもなくてほっときゃいいじゃーん、と思うんだけど。

まず自分の仕事に誇りをもてない人の職場を見るとだいたい「汚い」。

埃がたまってたり資料が山積みになっていたり。すごい最先端なオフィスビルでも中が汚かったりするとダメだね。

そんな職場で働いていると人間だんだん卑屈になるんだよね。

まず、きれいな職場にすること。これが第一。

そして不思議なことに職場がきれいになると業績が上がる。

これは本当。逆に言うと汚い会社の業績は絶対に悪い。だってさ、「社員が細かいところに気がついてない」ってことでしょ。そんな会社ダメですよ。

たとえば客商売(飲食店とか小売店とか)やっている人は即やってみていただきたいんだけど、掃除してみてください。もう「潔癖症か」と思われるくらいに徹底的に。床は「全裸でもねっころがれる!」という位にぴかぴかに、テーブルの上は「赤ちゃんおいても大丈夫」という位に。

「景気悪いんだよね~」「お客さん来なくて」と言っている店に限ってテーブルがべたべただったり看板が埃をかぶっていたりする。そんなので客来るわけないじゃん、と思うんだよね。

福の神がどうやったら来てくれるかは分からないけど、貧乏神は確実に汚いところが好き。

そしてビジネスマンの身なりも一緒。

こないだ女性の営業の人からプレゼンを受けていたんだけどぱっと見ると手の甲が汚いんだよね。なんかボールペンでメモをしたのを手でこすって消した、みたいな。更に見るとマニュキュアも剥げ剥げだし。「うーん、なんかこんな人と仕事したくないなー」と思った。プライベートで檀れいのマニュキュアが剥げてようが3日間風呂入ってなかろうが「頑張ってるね!好き!」と思うけど少なくない金(しかも会社の金、自分の金じゃない)預けるにはちょっとね。

男性営業マンで靴が汚い、ワイシャツしわくちゃ、なんて絶対話もしたくないもん。

つーことで売上上げたければまず掃除しましょう、って話。