ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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アレルギーと脳腸相関の関係・・・(22)

2024-05-23 08:14:00 | 診断即治療と虹彩学

脳腸相関を表したイラスト


アレルギー疾患ではイライラすることが多いようですが、それはアレルギーの症状が先なのか、イライラが先なのかと疑問に思ってしまいます。
そこで出てくるのが「脳腸相関」の理論です。
脳と腸の相関関係は、マクロビでは昔から言われていました。
(私は7年ほどマクロビの講師をしていました)

最近は、脳腸相関が言われるようになってきましたので、その角度からもアレルギーの治療を検討してみようと思います。
リバースエイジングの理論でも、認知症の理論でも、セロトニンやドーパミンというホルモンの名前が出てきます。

腸内細菌は、幸せホルモンと呼ばれる【セロトニン】や、やる気ホルモンと呼ばれる【ドーパミン】などの前駆体をつくり、脳へと送り出しているのです。
ちなみに、セロトニンは90%が腸(小腸粘膜細胞)に存在し、8%が血小板・脳内の中枢神経にはわずか2%しか存在していないといいます。

腸内細菌は、「トリプトファン」という必須アミノ酸を原料にセロトニンを生成し、ドーパミンは「フェニルアラニン」という必須アミノ酸から生成されます。
必須アミノ酸というのは、体の生育に不可欠な成分でありながら自力で合成できないアミノ酸のことで、食べ物から摂取することが必要となります。  

脳腸相関は、脳と腸の間の相互作用を指す概念で、この相互作用は、神経、ホルモン、免疫システムなどの複数の生理学的プロセスを介して行われ、体の健康と精神的な健康に重要な役割を果たします。
脳腸相関の主要な要素や特徴は次のようになります。
  1. 軸(Axis)の概念:脳腸相関は、脳と腸が相互に影響を及ぼす一種の「軸」であるとされています。脳と腸は神経経路、ホルモン、免疫物質を介して情報をやり取りし、調節します。

  2. 腸内細菌叢(Gut Microbiota):腸内に存在する数兆もの微生物(腸内細菌)は、脳腸相関に重要な役割を果たします。これらの微生物は、腸内の炎症反応、神経伝達物質の生産、免疫系の調節などに影響を与え、脳の機能や行動に影響を与える可能性があります。

  3. ストレス応答:ストレスは脳腸相関に影響を及ぼす重要な要因です。ストレスが増加すると、腸の動きや腸内細菌叢のバランスが変化し、消化不良や腸症状が引き起こされる可能性があります。

  4. 精神的健康への影響:脳腸相関は、うつ病、不安症状、自己免疫疾患、自閉症スペクトラム障害などの精神的健康状態と関連しているとされています。腸内細菌叢の不均衡がこれらの疾患のリスクを増加させる可能性があります。

  5. ダイエットと関連:食事は脳腸相関に大きな影響を与えます。特定の食品や栄養素は腸内細菌叢に影響を与え、それが脳の機能に影響を及ぼすことがあります。たとえば、腸内細菌叢のバランスを改善するプロバイオティクスや食物繊維は、脳腸相関を向上させることが示唆されています。
脳腸相関は、医学や神経科学、栄養学、心理学などのさまざまな分野で研究されており、体と精神の健康に対する理解を深めるのに役立っています。
となると、腸の乱れはアレルギーを引き起こす因子になっていると考えることができます。

ですから、当院では精神安定のためや、やる気を出してもらうためのツボも使っています。
筋骨系のように、パッとやってパッと効くものではないので、確認は難しいのですが、少なくても効果はあると考えています。


5月26日(日)の臨床実践塾では、そのような話をする予定です。
無料ですので、時間のある方はご参加ください。無料です。
リモートでやるつもりでしたが、「リアルがいい」という方もいましたので、両方でやります。

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