「米6月CPI(消費者物価指数)(総合)は前年同月比3.0%上昇(予想:3.1%増・5月:3.3%上昇)。食品・エネルギー除く「コア」CPIは前年同月比3.3%上昇(予想:3.4%上昇・5月:3.4%上昇)、2021年8月以来最低の伸び率だった。5日発表の6月米雇用統計で失業率が3か月続けての増加と併せ考えると米FRBは年内利下げに道筋をつけられたと見られる。」と11日、ブルームバーグ電子版が伝えた。11日、ロイター電子版は「①米6月CPI発表の直後、一時、1ドル=157.40円と2.7%ドル安・円高が進んだ。テレビ朝日は「政府・日銀が為替介入した」と伝えた。神田真人財務官は「何もコメントする立場にない」と述べた。②デイリー、サンフランシスコ連銀総裁は「雇用、インフレ、GDP伸び率、経済見通しなどデータを踏まえると一定の政策調整が正当化される。年内、1,2回利下げが適切となる可能性がある」と述べた。」と伝えた。
11日、NY市場でダウは39,753ドル、32ドル、0.08%高、S&P500は5,584と49ポイント、0.88%安、ナスダックは18,283と364ポイント、1.95%安で取引を終えた。個別銘柄ではマイクロソフトが454.70ドル、2.48%安、1銘柄でダウを75ポイント押し下げた。テスラが241.03ドル、8.44%安、エヌビディアが127.40ドル、5.57%安とナスダック安をリードした。恐怖指数VIXは12.92と0.54%上昇。米10年債利回りは4.210%と1.63%低下。NY外為市場で1ドル=158.86円、1.71%安、1ユーロ=172.61円、1.41%安、1英ポンド=205.11円、1.25%安と対主要通貨で円高が進んだ。NY原油(WTI)はバレル82.94ドル、1.02%高、北海ブレント、同85.66ドル、0.68%高。NY金はオンス2,419.70ドル、1.63%高。ビットコインは5万7,512ドル、0.46%安で取引された。
12日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「バイデン米大統領の選挙戦から撤退要求が日増しに高まっている。当初45分予定のスターマー英首相とバイデン氏との会談が1時間を超えた。いかがでしたかと聞かれたスターマー氏は「体調は良かったですよ。」と答えた。問題はこのあと開かれる原稿なしの記者会見だ。世界が注目して居る。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツは2026年までに防空システム強化のため高性能ミサイル設置のため国防費増額の審議が始まる。NATO首脳会議ではウクライナ支援強化で合意された。一方、中国は実質的にロシアを支援しているとの文言が共同声明に盛り込まれた。中国は反論した。」と伝えた。フランス2は「五輪開会式予定のセーヌ川で実践訓練が11日行はれた。」と伝えた。シンガポールCNAは「NATO首脳会議の共同声明で「中国はロシアの決定的支援者だ」という文言が入った。中国は「悪意に満ちた挑発だ」と激しく抗議した。NATO会議に参加した豪NZ日本韓国4国もNATOと合意した。南シナ海問題含めて中国を孤立化させ中国の怒りをエスカレートさせるとの見方もある。米大統領がトランプ氏になればどうなるか。今回のNATO会議を利用してワシントンDC水面下でトランプ氏と各国首脳が接触していたと伝えられる。一方ストルテンベルグNATO事務総長もオランダのルッテ首相と交代する。」と伝えた。問題は日本である。万事手遅れにならぬよう備えだけはしておきたい。(了)