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第10回「日展」京都展風景(スケッチ&コメント)

2024-01-10 16:00:52 | スケッチ


第10回「日展」京都展(令和5年11月23日~6年1月20日)が開かれており楽しみにして出かけた。同展で京都市長賞を受賞された日本画家、猪熊佳子先生の作品「白い森へ」を前に会場の様子をスケッチした。

最寄り駅JR住吉を午前9時乗車、京都駅で地下鉄に乗り換え、10時30分過ぎに会場に着いた。その日は月曜日だったが、「成人の日」祭日で成人式に向かう大勢の若者に出会った。会場では、書、彫刻、洋画コーナーをひとわたり周り最後に日本画を堪能した。

猪熊佳子日本画教室の午前の仲間有志と会場で会うことが出来しばし歓談出来た。その日は阪急茨木駅近くの寿司屋さんで知人2人とお昼過ぎに会う予定にしていたため十分な時間が取れなかったが、多忙の中、筆者を含め教室の生徒のために、おっかけ駆けつけていただいた猪熊佳子先生にもお会いすることが出来ラッキーだった。

作品「白い森へ」はしんしんと降り積もる一面の雪景色である。清澄な凛とした雰囲気が絵を通して伝わって来た。足元には気づけば分かる感じで点々と南天のような赤い花が咲いていた。

画面中央には青く水をたたえた池が目に飛び込んでくる。目を奥遠くに転ずると、親子だろうか、それとも家族だろうか、二匹の鹿がいかにも愛くるしい姿でこちらを眺めているではないか。猪熊先生に取材地はどこですかと尋ねた。ご自宅近くの毘沙門堂から南禅寺に向かう山路。遠景は秋田県にかほ市の獅子が鼻湿原をもとに構成されたと伺った。楽しみなことに猪熊佳子画伯の個展が令和6年3月13~18日(高島屋京都店)、3月27日~4月1日(同大阪)、4月24~29日(同日本橋)で開かれる。

「日展」京都展鑑賞のあとは知人2人、作家、佐藤眞生さん(84)佐藤さんを敬愛してやまない赤松民男さん(86),筆者(85)、80歳代トリオの新年会となった。縄文文化に造詣深い2人と縄文文化の話で大いに盛り上がった。

ときに筆者が物知り顔に「英語にsmellという言葉があります。匂いを嗅ぐという意味です。50数年前、日本のポリエステル織物がカナダ政府にダンピング提訴された。担当のカナダ人弁護士が「Japanese polyester fabrics smell just like Silk。」と訴えたところ公聴会の会場が一気に盛り上がり日本品がダンピングから免れる上で決定打になったとエピソードを紹介した。

人には五感がある。中でも嗅覚は生き物の生死を分かつと言われる。匂いを嗅ぐという言葉ひとつで人種や言語を超え気持ちがひとつになるのかもしれない。

話しはこれで終らなかった。大和言葉の研究者でもある佐藤さんが「大和言葉にスメルという言葉がそのままあります。匂いという意味の言葉です。驚きました。」と即、答えが跳ね返ってきた。大和言葉のルーツは縄文人の言葉である。インディアンの言葉の中にも多くの日本語が出てくると昔、聞いた。

翻って、2024年は元旦から能登大震災である。2日には羽田空港滑走路で379人を乗せたJAL機と6人を乗せた海保機が衝突した。JAL乗客は奇跡的に無事だった。しかし、海保機は機長を残し5人が亡くなられた。

辰年は歴史的大事件が起きていると暦学者から伝えて聞いていたが、まさかこんな厳しい年明けとなるとは予想だにしなかった。

この先何が起こるか全く予測できない。個人的にはトランプさんが米大統領にだけはなって欲しくないと思うが、特に政治の世界は一寸先は闇だから悩ましい。ほどなく29年目を迎える神戸大震災も元気だったお陰で凌ぐことが出来た。2024年も健康第一でなんとか乗り切りきりたい。(了)
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