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CO2削減のためのCOP17会場へジェットエンジンを吹かして駆けつける代表達:11月28日放送・ドイツZDF

2011-11-29 10:56:52 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



地球温暖化対策を決めた京都議定書が来年末で期限切れになる。11月28日から南アフリカ、ダーバンで始まったCOP17に「各国代表はジェット機を使い、空港からタクシーで会場に向かう。自らは炭酸ガスを撒き散らしている。しかし、この点には誰も触れなかった。アメリカ、中国が参加しない。先進国と開発途国の対立は全く解消していない。何も決まらない空白期間が生まれる可能性がある」とドイツZDFが伝えていた。

エジプトでムバラク政権崩壊後初めての国政選挙投票がはじまった。投票は11月、12月、来年1月の3回に分けて実施される。静かに列を作って投票している。しかし、問題は選挙の後だ。軍事政権がどこまで既得権限を手放すか誰にもわからないと英BBCが紹介していた。ドイツZDFは「非常に落ち着いている様子に感銘した。これまでのところ選挙実施は成功している」と現地カイロの投票所の様子を記者が紹介していた。


朝6時台放送の米ブルームバーグは、28日、NY株式市場は、欧州株の急反発と感謝祭明けのクリスマス商戦が予想外に好調だったことを好感して、NYダウは前日比291ドル、2.59%高、11,523ドル高で取引を終えた。当番組に出演したオッペンハイマーアナリスト、TomLee氏は、「これは企業業績を買う動きを反映している」と解説していた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、呉田真二氏は「28日のNY株価は反発した。29日から始まるユーロ圏財務相会議を注目している。EFSF(欧州金融安定化基金)をどこまで拡大できるかにかかっている」とクールに先行きを展望していた。ユーロは、一時、1ユーロ=103円半ばまで買われた。あと、IMFラガルド専務理事が「イタリア政府からIMFに支援要請は受けていない」との談話が発表された後、1ユーロ=103.91円まで売られた。

フランスF2は「IMFが6000億ユーロをイタリアに準備していると伝えられフランス株式市場は5.4%急騰した。しかし、財政難のイタリアは今や支払い金利の方が一般の財政支出を上回る勢いだ。IMFラガルド専務理事はIMFからのイタリアへの特別融資を否定した。一方、フランス、ドイツなど豊かな国6ケ国のみでいわばVIPクラブのような同盟を結び、他を排除する動きが出来ている。」などと紹介していた。

その他の「ワールドWaveMorning」ではフランスF2が、人口70万のブータンが近代化に目覚め始めた。若者がテレビを見て楽しみ、インターネットで情報を入れている。絵本が欲しい。カメラが欲しいと語る市民の声を紹介していた。町ではビル建設ラッシュである。多くのインド人が入って来ている。ブータンは国民総生産という物差しではなく国民総幸福を国是としてきた。国土の60%の森林に恵まれたブータンが10年先、15年先にどうなっているだろうかと現地からレポートしていた。

ドイツZDFは隣国フランスから5日半かけて列車で運ばれてきた核廃棄物がトレーラーに積み替えられる様子を伝え、核廃棄物処分場問題を取り上げていた。今回は警官との間で流血事件まで発展した。しかし、警察は前回より慎重だったと紹介していた。電気はご機嫌で使う。放射能は困る。COP17の会場へはジェットエンジンを吹かして駆けつける。中国は開発途上国だからCOP17に入らない。行きつくところまで行かないと人間様のエゴが収まらない縮図を見る思いである。(了)

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