今度移転する治療院の内部
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11月22日(日)のリアル臨床研究会は、新しい治療院のほうが広く使えるので、そこで行なう予定にしていましたが、カーテン工事、ベッドの移動、スリッパの準備、イスの準備等で無駄が多く出るので、今まで通り大阪国際交流センター前の治療院で行なうことにしました。
ご了承ください。
しかし、今回の内容もちょっと変わったテクニックが入りますので、参加者の皆さんには満足して頂けると思います。
たとえば先日、
① 「転んで肩を打ってから痛みが取れない」という方
② 「仰臥になり、バンザイの格好をして揺すってもらうとガクガク音がする」という方
③ 「何かを持とうとするとき、肘関節にビリビリと神経が走る」という方
④ 「お盆を持つようにして手を捻ると尺側茎状突起から前腕が痛む」という方
これら4つの症状は、解剖学的に考えると、原因は別々のような感じがするのですが、相ではないようです。
その矯正は、4つとも同じ方法で出来るからです。
今回は、その診断方法と治療方法を実技で解説していきます。
また、脳卒中後遺症の患者さんは、片麻痺が多いために歩くのにも不自由をしています。しかし、その様相を見ていますと、手では三焦経、足では心系に異変が起っているようで、それらを調整すれば、歩きやすくなるようです。
当方の実験では、三焦経の調整をすると、反対側の凝りが取れて、患側の三焦経の過緊張も取れてきました。
また、足の心系というと、第二趾になり、七星論で考えると「心・小腸」の関係になります。
脳卒中の原因は動脈も関係していますので、動脈硬化イコール冠状動脈(心筋)の異変になるわけです。(検査にかからなくてもです)
ですから、第二趾の異変を整えるのに、経絡を使っても反射区を使ってもいいのですが、リハビリ病院の某医師は面白いことを考えました。
非常に簡単な方法ですので、誰にでもできるし、どこででもできます。
「えっ? たったそれだけで?」と思うような方法ですので、これは臨床をして自分の目で確かめたほうがいいと思います。
今回の研究会では、その方法を教えますが、近くに脳卒中後遺症で歩き難くそうな方がいましたら、その方にお願いして試してみてください。
全く痛みもありませんし、苦痛もありませんので、必ず喜ばれると思います。
ただし、全ての歩行困難に効果があるというわけではありませんので、そのところは研究会で具体的に解説させて頂きます。