ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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脳卒中後遺症の治療について・リアル臨床研究会(臨床実践塾)  連載(10)

2015-11-27 08:20:04 | 診断即治療と虹彩学

膝関節の動き(筋力)を調整する


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12月15日に治療院を上本町駅の近くに移転します。
移転先の住所、電話番号は以下の通りです。
〒542-0062 大阪市中央区上本町西5-2-8 ハイツ上町台201
電話 06-6765-7622


脳卒中後遺症のリハビリ病院では、PT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語療法士)によるリハビリが行われます。
その光景を見ていますと、鍼灸を加えるともっと早く(即座に)、もっと効率よく(ポイントの把握)、納得できる(術者・患者ともに)リハビリができることがわかります。

たとえば、
全身:全身の筋肉の活性化をさせるのに、七星論(人体惑星試論)を使えば、即座に変化することがわかります。
変化がわかるだけでなく、患者さんの回復期間が短くなると考えています。
考えるだけでなく、実際にやってみても、医師やPT・OTが不思議がります。

上肢:これは上八邪というツボを使いますが、指の動きが良くなります。
後遺症の場合は、天候に左右されますので、雨天や地震などがあると症状が出やすくなります。
その日は雨が降っていまして、「手の甲に熱感がある」という人に、上八邪の中の1穴に刺鍼したら、熱感がとれました。
後遺症を経験した人にはわからないのですが、そのような不快感がいろいろ出てくるので、そのような不快感を取ってあげるだけで、精神的に楽になることは言うまでもありません。

下肢:後遺症になると膝関節のコントロールが上手く行きません。それは脳神経の問題ですが、臨床をしていると下肢筋肉の異変も関係しています。
その解消法として、先日のリアル臨床研究会で実験をして見せたのですが、下肢の緊張状態にある、いくつかの筋肉を整えるだけで動き(筋力)が違ってきます。
このテクニックは、下肢に異常のある人の治療から考え出して、それを応用したのですが、これはかなり役立ちます。

理由は、たとえば立ち座りが不自由な後遺症の人に、PTは大腿四頭筋を指で解しますが、ポイントを探ることができれば、鍼で即座に解すことができるので、それを応用した分けです。
「立ち座り」は基本的な動作ですので、立ち座りを調整することで、ベッドから車イスへの移動、トイレで転倒の危険性を回避することができるからです。

股関節:後遺症になると、意識と関節の動き(股関節の動き)が上手くいきませんので、歩く姿勢がぎこちなくなります。
「これも脳神経の関係」と片付けてしまえばそれだけですが、脳神経だけでなく骨格の歪み(ひずみ)も出ていますので、腰椎・骨盤を整えるだけで動きが良くなるのです。
つまり、腰椎の捻れ・屈曲、骨盤の捻れ・屈曲・左右前後捻転などを調整するわけです。

痺れ:片麻痺になった側に痺れのある人がいますが、それは血液循環を良くすることで、ある程度軽くなります。
先日のリアル臨床研究会では、胸椎の歪みを調整して痺れが軽くなったのですが、血液循環を良くする鍼灸を施しても軽くなります。
そして、後遺症にとって「冷え」は応えます。
ですから、冷えを解消する鍼灸を施せば楽になります。

PT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語療法士)が行なう療法に、この冷えを治す鍼灸を加えると、もっと効率のいい治療ができるのではないかと考えるこの頃です。

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