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しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

親切なクムジャさん

2005年11月21日 07時09分28秒 | 作品名(さ行)
第29回「お手軽に鑑賞できる映画じゃありません。」

今週は「親切なクムジャさん」を鑑賞しました。最近、「シュリ」の大ヒット以来、ずいぶん韓国映画が日本でも公開されるようになりましたよね。個人的には韓流スターには興味はない(笑)ので、俳優優先では映画を選ぶことはしません。あくまでストーリー優先です。

今までに観た韓国映画でお勧め映画は、「殺人の追憶」「オールドボーイ」です。この「親切なクムジャさん」の監督が「オールドボーイ」のパク・チャヌク監督だったので、見事な復讐劇を魅せてくれるものだと思って観に行ったのです。色んなところで、「復讐三部作の最終章」だなんて宣伝されてましたしね。
しかし・・・この映画は中盤でガラリと様子を変えてしまうのです。主人公であるはずのクムジャさんの復讐劇ではなくなってしまうのです。あんまり話すとネタバレになってしまうので言いませんが、それからの物語は観ているこちらの心が痛くなるような、切ない物語となってしまいました。それは、「面白い映画」と表現するのを躊躇うほど辛い物語なのです。

物語の中心は、無実の罪を着せられたクムジャさんの復讐劇となっていますが、個人的にはクムジャさんは決して悲劇のヒロインではないと思います。ああいう結果になったのは彼女にも責任があったのだから、恨むべきは自分自身なのでは?と思いました。

現実の世界でも悲しい事件が、毎日のように起きています。加害者はどうすれば許されるのか?被害者はどうすれば癒されるのか?あまりにも難しいテーマだと思います。私などが軽々しく表現できないくらい重いテーマです。そんなテーマに真正面から立ち向かってしまった映画には、面白いという評価ではなく、「いい映画」という評価とさせてください。点数は★★★★☆です。あまりにも重い内容だったのと、映像が韓国映画らしくないくらい、作りこみ過ぎてわかりづらくなってしまったのでマイナス1です。

誰でも気軽に観られる映画では、決してありませんので、観る前には心の準備をしてください。

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イ・ヨンエ,チェ・ミンシク,キム・シフ
ジェネオン エンタテインメント


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