しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

LOGAN/ローガン

2017年06月04日 22時26分02秒 | 作品名(ら行)
第427回「まさにそれは「壮絶」という言葉がピッタリだった。」
長年に渡ってウルヴァリンを演じてきたヒュー・ジャックマンが今作を最後に、この役を引退すると聞いたときに、「いつかは来ると思っていたけど、残念だ。」というのが第一印象でした。彼ほどこの役にピッタリな俳優さんはいないと思っていたから。そして予告編が公開になると私は「これは傑作になるのかも。」と思った。それくらい今回の作品「LOGAN/ローガン」に期待していました。その逆も心の底に含みながら・・・

舞台は2029年。世界は大きく変わっていた。多くのミュータントは死滅し、わずかに残った者達も存在を隠し、ひっそりと暮らしていた。かつて人類の平和の為に活躍したウルヴァリン=ローガンも、名前を変えメキシコ国境近くの街で雇われリムジンの運転手として日銭を稼ぐ日々を送っていた。彼にかつての面影はない。治癒能力は衰退し、老化も進んでいた。そんな彼の元には日光に当たることができないミュータント「キャリバン」と老衰・衰弱しテレパシー能力を制御できないプロフェッサーXが同居していた。そんなある日、彼のもとにヒスパニック系の看護師ガブリエラが助けを求めてやってきた。彼女はローラという少女をノースダコタまで送り届けて欲しいという。揉め事を避けて生きてきたローガンは依頼を断るが、彼の前にアメリカの巨大企業トランジェン社から送り込まれたピアースという男が2人の行方を探りに現れた。ガブリエラは看護師ではなくトランジェン社に勤める研究員で、ローラはその研究所で生まれた子供だった。
程なくして2人の居所は嗅ぎ付けられ、ガブリエラは殺されてしまう。やむなくローラをかくまうローガンだったが、彼の隠れ家に武装集団を引き連れてピアースが現れる。ローラを取り返そうと数人が彼女を取り囲む、すると驚くべきことが起こった。ローラの腕と足からアダマンチウムの爪が現れ、取り囲んだ屈強な男達をあっという間に切り裂いてしまったのだ。それはかつての自分を見ているようだった。からくもピアースから逃げ切ったローガン、ローラ、チャールズの3人の逃避行が始まった。

ウルヴァリンというキャラクターは屈強で、どんな攻撃も受け付けず、キズも一瞬で治癒してしまう。そんなキャラクターだった。しかし今作での彼はとても年老いて、体中にあるキズは治癒しきらずに残ったまま。歩くときは足を引きずりながら歩いている。その姿はとても痛々しく、かつてのウルヴァリンからは想像できないほどの状況になっています。爪すらまともに出ずに、自ら素手で掴むシーンでは見ているこちらが痛々しくなってしまった。さらにミュータントを取り囲む状況も最悪だ。

「フューチャー&パスト」のラストで明るい未来を掴んだはずだったのに、今作の世界観はまるで別世界になっている。新たなミュータントは生まれておらず、生きているミュータント達の能力も衰退し、生きているのがやっとの状態だ。あのプロフェッサーXですら介護が必要なほどの状態だ。年老いたローガンがプロフェッサーXを老々介護している状態を見ようとは思ってもみなかった。まったく救いが無いのだ。劇中でそんな状況は人類によって意図的に作られたものだというのは示唆されるのですが、そこに至るまでの詳しい説明は無い。というよりこの作品そのものが、今までの「X-メン」シリーズの最期を締めくくる、ある一定の結論を示す作品なのかもしれない。

個人的にはこれほど寂しい最期を見ているのは辛かった。ウルヴァリンにしてもプロフェッサーXにしても、願わくはもっと幸せな結末を迎えて欲しかったです。それでもこの作品はとても素晴らしい出来になっていました。今までのシリーズで最高の出来といっていいと思います。

「デッドプール」の大ヒットによって、この作品もR指定を前提として作られました。なので今までの作品では敵を切り裂く武器を持っていながら、直接的な表現を避けてきたウルヴァリンというキャラクターですが、今作ではそれはもう凄い事になっています。一撃で仕留めるために、頭部への攻撃や、手や足なども容赦なく切り裂き、ローラに至っては生首を小脇に抱えて登場と、ちょっとやり過ぎじゃないかというくらいの描写となっています。見る人間を選ぶかもしれませんが、ウルヴァリンというキャラクターの集大成であることは間違いないので、是非観て欲しいと思います。

作品の点数としては★★★★★です。決して楽しい作品ではありません。こんな哀しい映画は久しぶりだったかもしれません。それでも観る価値のある作品です。

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ラ・ラ・ランド

2017年03月05日 23時54分05秒 | 作品名(ら行)
第421回「やっぱり苦手なのかもね・・・」
以前から公言していますが、「私はミュージカルが苦手です。」いきなり登場人物が歌いだすというあの不可思議な状況をどう理解すればいいのか?歌のシーンはファンタジーと考えればいいのか?どのように解釈すればいいのか?と色々と考えてしまうのです。おそらくミュージカル好きの人から言わせれば、そんな難しいことは考えずにただ楽しめばいいんだよ。と言われるでしょうが・・・そんな私が今回鑑賞したのは「ラ・ラ・ランド」です。

映画会社のスタジオ内にあるカフェで女優を夢見て働いているミアは、数多くのオーディションを受け続けているが、なかなか女優として芽が出ないでいた。ある日、オーディションに落ち、落ち込んでいるミアを元気付けようと友人たちと言ったパーティーだったが、さらに落ち込んで1人帰路について、夜道を歩くミアの耳にとあるバーからピアノの音色が聞こえてきた。それに導かれるようにミアは店内へと入った。そこで、ピアニストのセバスチャンと出会うが、彼は店長のいう通りの曲を弾かずにクビになり店を出ていくのだった。そんな2人が再び出会う。とあるパーティーでバンドに交じりキーボードを弾くセバスチャンにミアが声をかけた。2人は導かれるかのように恋に落ちた。

ミュージカル映画には2つのシーンがある。それは正にミュージカルシーンと通常シーンの2つである。私が苦手なのは通常シーンが突如としてミュージカルシーンとなり、再び通常シーンに戻るところだ。ミュージカルシーンをどう捉えればいいのかで困惑する。あくまでファンタジーだと捉えれば、そのシーン内で起こったことはあくまでイメージとなり、あまり重要ではなくなってしまう。逆だと考えると、あまりに不自然だ。そこを見事に作品としたのは「レ・ミゼラブル」だった。あの作品は通常シーンはほとんどなく、ほぼ全てのシーンが素晴らしい楽曲でお話が進んで行った。その事が苦手なミュージカル映画もすんなりと世界観に入り込むことができた。しかしこの「ラ・ラ・ランド」という作品はそうではなかった。

しかし、それでもアカデミー賞で歌曲賞を受賞したメインテーマを筆頭にどの楽曲もとても耳に残る印象的な曲ばかりだったし、あえて原色を使った人物の衣装もとても綺麗で作品にいい影響を与えていたことは事実です。だからこそ今年度のアカデミー賞を5部門の受賞となったのでしょう。

では私の評価はどうなのか?それは★★★☆☆です。残念ながらお話そのものは取り立てて評価を上げるような出来ではありませんでした。よくある普通の恋愛物語です。(500)日のサマーが普通の恋愛を時間軸を動かすことで、魅力的に見せたように、この作品も普通の恋愛をミュージカル仕立てにすることで、見事に描いて見せました。おそらくミュージカル映画好きな人が見たのなら満足する作品だったのかも知れません。それでもオープニングのシーンなど、素晴らしいシーンはいくつもありました。見ておいて損な作品では無いと思います。

それにしてもJ・K・シモンズは名優なのに作品を選ばずに、色んな作品に顔を出しますよね。「ターミネーター」やつい先だってみた「ザ・コンサルタント」など最近やけに目に付く役者さんの1人です。この作品でもチョイ役でいい味を出してます。

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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

2016年12月23日 20時10分58秒 | 作品名(ら行)
第416回「後付けかと思われたパズルのピースは意外と・・・」
もはや言う間でも無く、SF映画ファンである私が今週観に行った映画が「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」であるのは明らかだろう。去年から再び始まった新たな3部作の間に作られると発表されたスピンオフ作品の第一弾である。随分と前からスピンオフの話は多くあり、小説などが発売されていたので作られること自体は何の不思議もありませんでしたが、その題材がエピソード4「新たなる希望」の前日譚であるデス・スターの設計図を反乱軍がいかにして手に入れたのかと聞けば、心が躍らないわけがありません。

帝国が銀河宇宙に侵攻の手を伸ばし、ジェダイを無力化した暗黒の時代。帝国はその力をさらに盤石にする為に、究極兵器「デス・スター」の建造を進めていた。しかしあと一歩のところで完成できずにいた。その兵器を完成させる為に帝国は設計者でもあり天才科学者のゲイレン・アーソを探していた。彼は家族と共に帝国の手を逃れ、戦いから距離を置き、静かに暮らしていた。だが静かな暮らしは長くは続かなかった。隠れ家を見つけられゲイレンはデス・スターの建造へと連れて行かれてしまう。妻は殺され、一人娘のジンは父の旧友だったソウ・ゲレラの元に身を隠すことになった。それから十数年の時が過ぎた。ジンはゲレラの元を離れ、窃盗・暴行・書類偽造などあらゆることに手を染める女戦士になっていた。ある日、彼女は反乱軍に捉えられる。反乱軍のアジトで彼女にとある任務が与えられた。それは育ての親であるソウ・ゲレラの元に帝国軍を逃げ出したパイロットがいるという。彼は重要な情報を持っているらしい。昔からの知り合いならゲレラも会ってくれるだろうとジンに白羽の矢を立てたのだった。ジンはもしかしたら父親の消息が分かるかもとその任務を引き受けることにした。彼女は反乱軍の戦士キャシアンと帝国軍のドロイドを改造したK-2SOと共に惑星ジェダへと向かうのだった。

あらすじが長くなってしまいましたが、これでもかなり序盤だけです。この作品だけを見たのではあまり楽しめないかもしれません。最低でもエピソード4は観て、スター・ウォーズの世界観を知っておく必要があります。なにせエピソード4の10分前までを描いているのですから。ファンとしてはどのように繋がっていくのか楽しみにしていました。

結論から言ってしまうと、とても素晴らしい作品でした。スピンオフといいながらメインストーリーに密接に関係しているエピソードだったので、ダース・ベーダーは登場するし、あのコンビの姿も確認できます。さらに重要キャラの彼女もしっかりと登場しています。いつ撮影されたんだとツッコミをしてしまいそうですが、今やCGでどうにでもなりますからね。

個人的には楽しみにしていましたが、期待はあまりしていませんでした。結末が決まっているお話(エピソード4へ繋げる為)は無理があるのでは?と思っていました。ところが出来上がった作品は今までのスター・ウォーズの世界観を守りながらも、登場人物は全員が普通の人。しっかりと戦争映画となっており、文句無くスター・ウォーズでした。このお話みたいな、「寄せ集めの荒くれ者集団」っていう設定が大好きな私としては、とても満足いく作品でした。

点数としては★★★★★です。ローグ・ワンのメンバーとなるチアルートやベイズなど脇役に魅力的なキャラクターが多く、ストーリーも見事に出来ていて、スター・ウォーズとしての新たな1ページを築きました。多くの部分で日本をリスペクトしており、今作でもチアルートがまるで座頭市のようだったりと、日本を意識させる部分が多くあるので、是非とも日本人俳優を出演させてほしいと思いました。

今後もスピンオフ作品が予定されていますが、この作品を観て今後がますます楽しみになりました。

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レヴェナント:蘇えりし者

2016年05月29日 23時36分05秒 | 作品名(ら行)
第401回「なぜ今更この作品を鑑賞したのだろうか?」
すっかり前回の「シビル・ウォー」から間が空いてしまいましたが、その理由はとても単純で劇場まで足を運ぶほど魅力的な作品が無いということでしょうか。それでもあまりにも空いてしまうのも・・・と考えて、何とか上映終了直前の「レヴェナント:蘇りし者」を観に行きました。幾多のノミネートの末にやっと主演男優賞受賞へと辿り着いたレオナルド・ディカプリオの作品だけに公開前は絶対に観ようと思っていた作品だったのですが、一度意欲が失われてしまうと「またでいいかな?」という思いが心の中に巣食い、劇場への足が遠のいていました。さらに私の足を遠ざけたのはその上映時間の長さでした。とある男の復讐劇に2時間37分は長過ぎやしないかと思っていました。ではその思いは鑑賞後にはどうなったのか?

舞台は西部開拓時代のアメリカ。狩猟で動物の毛皮を獲ることを生業にしているジョン・グラスは息子のホークと共に狩猟隊を案内し森の奥へと入っていた。毛皮を集め、後は舟に積み込むだけとなった時、原住民のインディアンに襲われてしまう。40人以上いたハンター達は10人ほどとなっていた。舟を捨てて山へ入ることを提案したグラスだったが、森の中でグリズリーに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。隊長であるヘンリーは地理にも詳しく、これまで貢献してくれたグラスと見捨てることは出来ないと主張するが、追手はすぐ近くまで迫っていた。そこで歩ける者だけで砦を目指し、数人とグラスを残し、必ず戻ってくると約束し、先へと進み出した。残されたのはグラスと息子のホーク、まだハンターとして経験の浅く若手のブリジャー、反抗的で金に汚いフィッツジェラルドの4人。ところがグラスに敵意を持っていたフィッツジェラルドは足手まといのグラスを殺して、先に進もうと動くことすら出来ないグラスの口を塞ぐのだった。そこへ息子のホークが戻り激しく詰め寄る。騒がれ殺害の発覚を恐れたフィッツジェラルドはホームを殺してしまう。激しく怒りに震えるグラスだが声を上げる事すら出来なかった。ホークの遺体を隠したフィッツジェラルドはブリジャーに追手が来たと嘘を付き、グラスを見捨て砦を目指した。極寒の森へ置き去りにされれば死ぬのは時間の問題だと思っていた。しかし、グラスは生きていた。全身にキズを負いボロボロの彼は最愛の息子を殺された怒りと復讐を胸に広大な地を進み出すのだった。

あらすじを書くつもりが映画の冒頭30分くらいを書いてしまいましたが、お話はとても単純なプロットで出来ています。「最愛の息子を殺された男が、復讐を胸に絶望的な状態から立ち上がり、前に進み出す。」ただそれだけのお話である。ただそれだけなのに私は2時間37分間、スクリーンから目を離すことが出来ませんでした。それくらい映画にのめり込んでしまいました。

では何がそんなに凄かったのか?いくつかあるのですが、まずはカメラワーク。戦闘シーンや物語が進むシーンは常にカメラは人物に最も近い場所、それこそ演じている俳優の息がカメラを曇らせるほど近くで撮り続けます。逆にカメラを引いて景色が映し出されると静寂の中でとてつもなく美しい風景が広がっているのです。人物が物語を展開する場面は「動」、景色が映し出される場面は「静」とでも言わんばかりのカメラワークでした。

そして何より凄かったのは主演男優賞を獲得したレオナルド・ディカプリオの姿です。ケガで喉を切られたこともあり、まともに喋れない設定でもあるのですが、それでもセリフは最小限にされ、彼の姿だけで物語は進んでいきます。伸びた髪と髭、ボロボロの服、さらに毛皮を被ってしまうと、観ているこちらはスクリーンに映し出されているのがレオナルド・ディカプリオだということを忘れてしまうくらいでした。今までどんなにノミネートされてもアカデミー賞を獲ることが出来なかった彼がやっと獲ることが出来たということが納得できる作品でした。

点数としては★★★★☆です。長尺の作品で単純なプロットにも関わらず、これだけ観客を物語に引き込むのは流石だと思います。ただエンターテイメント作品と呼べるかと言えば、答えは「NO」です。時に意味不明なシーンや、抽象的なシーンを多用するのはアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督らしい演出ですが、万人向けではありません。ただ一度劇場で観る価値のある作品だと思います。

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REC/レック4 ワールドエンド

2015年02月01日 22時23分01秒 | 作品名(ら行)
第370回「破綻した物語を完結させるための手段だとしたら・・・」
今回の作品はとても珍しいスペイン映画です。この日本ではほとんど目にすることはありませんが、第1作目が面白いとかなり話題になり、ハリウッドでもリメイクされるほどの作品でした。現場にあったカメラが偶然捉えた映像を使ってリアリティさを出すPOV方式によって作られた2作目までは良かったのですが、3作目で突如の路線変更。ただのパニックホラーとなってしまいました。もう続編は無いだろうと思っていたら、なんと完結編が公開されるとのこと。しかも全国で21館だけというミニシアター並みの公開数。そのうち1館が私のホームとしている映画館ということで、これこそ「乗りかかった舟」だということで早速、行ってきました。タイトルが遅くなりました。「REC/レック4 ワールドエンド」です。

バルセロナ郊外にあるアパートで発生したウィルス流出事件。唯一の生き残りであるテレビリポーターのアンヘラ。彼女が目を覚ますと診察台に拘束されていた。そこは巨大タンカーを改造した研究施設で、ウィルスの研究から抗ウィルス剤を製造しようとしていた。保菌者ではと思われたアンヘラは陰性、彼女を助けた特殊部隊の隊員も陰性だった。そこで研究員は現場で確保した保菌者の血液から抗ウィルス剤を作成しようとした。ところが突如起こった停電によって効果を確認する為に捕獲していた感染者が逃げ出したのだ。船内はあっという間にパニックを起こし、続々と感染者を増やしてしまった。わずかに残った数人は脱出を図ろうとするが・・・

そもそもPOV方式というのはとても難しい作風だと思っています。通常であれば何台ものカメラを使い、あらゆる角度から状況を撮影でき、それでいて観客はカメラマンを意識することはない。ところがPOVの場合、カメラは実際にその現場に存在し、カメラマンが撮影している映像である。だからこそ視点の狭さや窮屈さによって生み出される閉塞感や展開がホラーに向いていると思います。と同時に無理も生じてきます。それは「偶然に撮影された」必然を生み出す必要があるからなのです。

そういう意味ではこの「REC/レック」シリーズの1作目、2作目は成功を収めていたと思います。だからこそ大ヒットしたのでしょう。代表的なところでいえば「パラノーマル・アクティビティ」のようにアイデア一発の低予算で作ることも可能だったのです。

ところが、そのPOV方式をこのシリーズは3作目で投げ捨ててしまいました。というより作り手側が限界を感じたのでしょうか?それによって「REC/レック3 ジェネシス」はただのパニックホラー映画となってしまいました。残念ながら今作もそうです。POVを捨てたパニックホラー映画なんて、正直どこにでもあるのです。

もっともっと脚本が練られていれば話は別なのですが、この作品は良くあるパニックホラー映画の域を脱することは出来ませんでした。改めていいます。どんなに大変だろうが作り手側はPOV方式に固執すべきだったと思います。

点数は★★★☆☆です。ずっとこのシリーズを見てきた私が付けた点数なので、普通ならさらにマイナス1となると思います。この作品からの鑑賞では面白味は半減してしまいます。取って付けたような前作との絡みも、アンヘラ役の女優さんを主演に据えたのも、残念ながら映画を面白くする効果としては薄かったと思います。(女優さんは可愛いのですが・・・)

さらに完結編と言ってはいますが、どうとでも続けることが出来そうなエンディングにさらにガッカリでした。個人的に大好きなジャンルだけにとても残念です。

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るろうに剣心 伝説の最期編

2014年09月28日 23時29分47秒 | 作品名(ら行)
第360回「前編よりも盛り上がらない後編って・・・」
前編である「京都大火編」をかなり評価していたので、結構楽しみにしていました。他に観たい作品もあったのですが、まずはと選んだのは前作の出来の良さからだと思います。批判的な見方をしている2部作ものですが、珍しく期待しながら劇場へと向かったのでした。ところが・・・今回の作品は「るろうに剣心 伝説の最期編」です。

明治政府転覆を画策し、闇で暗躍する志々雄真実を食い止める為に京都へと向かった緋村剣心達。志々雄が計画した京都大火を阻止したかに思えたが、真の目的は軍艦を使っての江戸急襲だった。志々雄にさらわれた薫を追って軍艦に乗り込んだ剣心だったが、薫と共に海へと投げ出されてしまった。海岸へと流れ着いた剣心は、かつて飛天御剣流の師匠である比古清十郎によって救われる。今の実力では志々雄を倒すことは出来ないと悟った剣心は15年前に途中で投げ出した飛天御剣流の奥義を授けて欲しいと頭を下げた。剣心の思いを聞き入れた比古清十郎は剣心に奥義を伝授するための特訓を開始する。時を同じくして志々雄真実は浦賀沖に軍艦を停泊し、緋村剣心を見つけ出し処刑しろと政府に詰め寄る。指名手配された剣心。志々雄真実の計画は着々と進行していく。

タイトルにも書いたように、初めてきちんと鑑賞した「るろうに剣心 京都大火編」が衝撃的過ぎたのか?この後編に関してはあまりにもお話がテンポ良く進み過ぎてしまって、時間内に収めようとするあまり、中身の薄い後編になってしまったように思います。奥義の習得もアッサリと終わってしまうし、四乃森蒼紫との対決も取って付けたような感じになってしまったし、せっかく魅力的なキャラクターが沢山いたのにまったく生かされていない。特に宇水なんて、牙突一撃とは・・・十本刀の半分以上がまったく活躍しないなんてガッカリでした。

やはりこのお話を2本(約4時間)に収めようとするのがやはり無理があったのだろうと思います。伊勢谷さんの演じた蒼紫はとても魅力的なキャラクターなのだから、蒼紫中心で1本作った後に志々雄真実編が2本というのなら、もっと物語を濃密でドラマティックに描けたのではないでしょうか?最後の戦いの場に現れた蒼紫の行動がまったく納得できずに観ていました。さらには前作でベタ褒めした瀬田宗次郎についてもビックリするくらいにアッサリと決着してしまってガッカリでした。前作と今作との剣心の強さの違いがセリフでは説明されるのですが、アクションとしてうまく表現されていなかったように思います。

酷評をつらつらと書き綴りましたが、良かったところが無かったわけではありません。前作同様に志々雄真実役の藤原竜也さんの演技は見事でしたし、巻町操役の土屋太凰さんは今後が楽しみな女優さんだと期待させてくれる見事な演技でした。

点数としては★★★☆☆です。良いところも多かっただけに、脚本をもっと良く練って魅力的なキャラクターをもっと活かせていたら、点数がもっと高かったのだと思います。それでも日本のアクション映画がここまで出来るのだということを示すのには成功していたと思います。

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LUCY/ルーシー

2014年09月02日 00時13分17秒 | 作品名(ら行)
第357回「リュック・ベッソンらしさ満載の映画でした。」
私が好きな映画ベスト3に入る「レオン」。その作品を監督したリュック・ベッソン。彼は監督・プロデューサーとして多くの映画を手掛けているが、どれもある一定以上のクオリティーを保ち、とても楽しめる作品を次々と作り上げる一流の監督であると思っています。その彼が新作を作ったと聞けば、観たくなるのは当たり前ですよね。しかも、予告編を観るととても彼らしい作品だったので、私はとても楽しみでした。今回の作品は「LUCY/ルーシー」です。

人間の頭脳は通常10%程度しか使われていない。もしも、その使用領域を大きく広げることが出来るとしたら人間はどうなってしまうのか?・・・とある研究者が立てた仮説がとある場所で現実のものになろうとしていた。
台北でごく普通に暮らしていたルーシーはある日、ディスコで出会ったチャラい男に連れられて、とあるホテルの前にいた。彼は運び屋をしていて、このホテルに泊まるある男に荷物を届けて欲しいというのだ。渋々とフロントへと向かうと降りてきたのは怪しい男達だった。ルーシーは危険を察知したが遅かった。殴られて気絶した彼女が目を覚ました時には彼女の腹には手術跡があり、ある薬品が腹の中に詰められていた。ルーシーはその薬品を海外へ運ぶように命じられるのだった。なんとか逃げ出そうとするが男に腹を蹴られ倒れ込む。すると腹の中にある薬品の袋が破れ、彼女の体内へと流れ出す。やがて彼女の身体には驚くべき変化が起こり始める。体内へと流れ出した薬品が彼女の頭脳を活性化し、ルーシーは人を超え始める。

なんだろう、この感覚は?久しぶりに映画に見入ってしまった。後になって冷静に考えれば、ツッコミどころはいくつもある。脳の使用領域が広がったことで、驚異の能力を手に入れたルーシーがもっとマフィア相手に怒涛のアクションで活躍するものだと思っていたし、決着の付け方もやけにアッサリとしていたし、どこかで観たような設定や能力だった。それなのに私はそんなことを考える余裕も無く、スクリーンの中へと誘われてしまった。

やはり脚本が素晴らしいと細かいところを気にしている時間すら忘れてしまうのではないだろうか?それは何よりリュック・ベッソンの脚本・監督が素晴らしいのだろう。ごく普通の彼女が思いもしなかった世界(事件)に巻き込まれていく様を、テンポよくスリリングに描き、能力を手に入れた彼女が徐々に変化していく姿を魅力的に描く。さすがです。

点数は★★★★☆です。悪役に韓国人俳優を使ったり、舞台を台湾やフランス(監督のホーム)というハリウッド映画を見慣れてしまった私には、なんだかとても新鮮に感じてしまいました。マイナス点は前述しましたが、結末がアッサリしていたことと、ルーシー自身の活躍が前半部分で終わってしまったのが、とても残念でした。最後はまるで某人気アニメみたいな感じで終わってしまいました。ですが、キャストも脚本もとても魅力的で見応えのある作品であることは間違いありません。

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るろうに剣心 京都大火編

2014年08月03日 23時10分02秒 | 作品名(ら行)
第354回「原作への思い入れが少なければ許せるかも・・・」
かつて私が週刊少年ジャンプを毎週購入していたのは、小学生高学年くらいから二十代の半ば頃だったと思います。その終盤期に連載されていた「るろうに剣心」が実写化かれると聞いた時には「ああ、またか・・・」と思いました。コンピューターの進歩や撮影技術の進歩によって、あらゆる表現が可能となった映画の世界。多くの実写化不可能と言われた作品が次々と実写化されていく中、心の底から「実写化して良かった」と言える作品があまりに少ないのも事実だからです。今回の作品「るろうに剣心 京都大火編」は前作をまともに観ていないにも関わらず、どうして劇場へ足を運んだのか?私自身も理由はわかりません。

時代は明治初期。かつて人斬り抜刀斎と呼ばれた伝説の人斬り「緋村剣心」。彼は鳥羽伏見の戦いを期に刀を置き、不殺の誓いをたて、東京にある神谷道場で仲間達と共に平穏な生活を送っていた。ある日、明治政府の内務卿・大久保利通から呼び出された剣心はある依頼を受ける。それは剣心から影の人斬り役を引き継いだ男・志々雄真実が京都で政府転覆を狙い暗躍しているという話だった。政府が派遣した討伐隊は志々雄を前に成すすべがなく、最後の望みとして剣心に白羽の矢が立ったのだった。このまま志々雄を自由にさせておけば、日本は再び戦乱の世へと逆戻りしてしまう。志々雄の野心を阻止すべく、剣心は京都へ向かう。

正直、それほど原作の熱狂的ファンというわけでは無かったので、大まかな物語の展開を覚えている程度だったのが良かったのかも知れません。剣心の扱う「飛天御剣流」の描き方がお見事でした。今まで観てきた剣術シーンとは比べものにならない迫力あるアクションシーンは時間を忘れてしまうくらい見事なものでした。

心配していた各キャラクター達も想像していた以上にピタッとハマっていて、特に神木くんが演じた瀬田宗次郎はそれはそれは素晴らしかった。さらに藤原竜也演じる志々雄真実も見事な悪役っぷりでした。誰を演じても同じに観えると以前のブログに書きましたが、彼はもしかするとああいう激情的な悪役がとても似合う俳優さんなんじゃないかと思いました。後編となる「伝説の最期編」での彼の最期がどう描かれるのかがとても楽しみになりました。内に秘めた憎悪を燃えたぎらせる志々雄真実は本当に伝説になるかもしれません。

点数は★★★★☆です。原作を読んでいない人が突然この作品を鑑賞して楽しめるのかは疑問が残りますが、前作を観たり、多少の原作の知識がある人が観ると楽しめる作品だとは思います。1つ疑問だったのは四乃森蒼紫のエピソードが必要だったのか?ということです。伊勢谷友介演じる蒼紫はキャラクター性もアクションも良かったのですが、ストーリーの外側で無理やり登場させた感が拭えませんでした。後編でどう絡んでくるのかわかりませんが、あのキャラクターを無理に原作に合わせて登場させなくても成立したんじゃないかと思ってしまいました。蒼紫と翁の戦闘シーンはとても良かったのですが・・・

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ラストミッション

2014年06月22日 23時40分40秒 | 作品名(ら行)
第350回「あれ?どこかで観たような・・・」
最近、ブログに対する意欲が減退しているので今週もどうしようかと悩んでいました。それほど観たい作品も無いことだし。と思っていたのですが、やはり行ってきました。そんな状況で選んだ作品は、特に難しいことを考え無くても楽しめるアクション映画「ラストミッション」です。名優ケビン・コスナーがCIAエージェントを演じ、思春期の娘に振り回されるという、どこかで聞いたことある設定にちょっと不安を抱えていました。

脳腫瘍の転移により余命3ヶ月を宣告されたベテランCIAエージェントのイーサン・レナー。残された時間を5年前に別れた家族と過ごそうとパリへと戻って来た。しかし元嫁は仕事で忙しく、思春期を迎えた高校生の娘は突然現れた父親を煙たがるばかり。残された時間は短いが父親としての時間を過ごすと決めたイーサンだったが、彼の前にCIAエージェントのヴィヴィが現れ、彼に取り引きを持ち掛けてきた。それは癌の特効薬と引き換えにある人物を抹殺することだった。

前述したように主なプロットがリーアム・ニーソン主演の「96時間」に酷似しているなぁ。というのが最初の印象でした。それはあながち間違いでなかったことに映画が始まってすぐに気が付きます。映画の原案をリュック・ベッソンが手掛けていたのです。映画の詳しい情報をほとんど入手せずに劇場へ向かった私は彼の名前を目にした瞬間に「お、これは予想以上に面白い作品かも。」と期待を高めたのでした。リュック・ベッソンと言えば、「レオン」はもちろんの事。彼がプロデュースした「トランスポーター」シリーズや「96時間」シリーズも、アクション映画として、なかなか秀作だと思っているので、この「ラストミッション」もと期待したのでした。

そしてその考えは間違いではありませんでした。ケビン・コスナー演じるベテランCIAエージェントはもちろんですが、その周りを囲むキャラクター達が見事でした。特に思春期の娘に悩むイーサンにアドバイスすることになるキャラクター達。本来なら完全な脇役のはずなのに、なぜか心に残ってしまいます。彼の自宅を乗っ取ることになる黒人家族や、悪役であるはずの帳簿係や悪徳社長など、彼らとイーサンとの絡みがとても良く練られた脚本となっていて、物語に深みを与えていました。

残念ながらお話そのものはとても単純で、難しい展開も伏線も用意されていないので、ちょっと物足りなさはありましたが、最後まで睡魔に襲われることも無く楽しむことが出来ました。出来ればイーサンの家族が人質になるなどの展開があればもっと面白かったのかも・・・でもそれではそのまま「96時間PART3」になってしまうのかな(笑)

点数は★★★★☆です。アクションやカーチェイスなどのプロットを織り込みながら、元嫁や娘との家族との物語をバランス良く絡めているのは、さすがリュック・ベッソン!と彼の脚本の上手さを再認識した作品でした。主演のケビン・コスナーの演技は良かったのですが、特に彼で無くても良かったかもと思わせてしまったのは残念だったかな?

それこそ、リーアム・ニーソン主演でも良かったのかも。

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LIFE!

2014年03月23日 23時50分44秒 | 作品名(ら行)
第340回「明日への活力を与えてくれる作品でした。」
多くの映画を観ていると、同時に多くの予告編を観ることになります。その予告編の中で時々とても良く出来た予告編に出会うことがある。その全てが映画本編も良く出来た映画とは限らない。予告編がとても良く出来ていて、実際に本編を観ると「あれ?この程度の映画だったのか?」とガッカリすることも少なくない。今回の作品「LIFE!」も予告編がとても良く出来ていました。果たして作品そのものの出来はどうだったのか?

雑誌「LIFE」の写真管理部に勤務するウォルター・ミティは引っ込み思案でコミュニケーション能力に欠けるが真面目な男。1ヶ月前に入社してきたシェリルが気になるが声を掛けることも出来ない臆病な性格。そんな彼の密かな楽しみは「妄想」だった。彼女とのドラマティックな恋愛を想像しては、電車に乗り遅れたり、上司に注意されたりの毎日だった。ある日、雑誌「LIFE」が廃刊となるという話が持ち上がる。彼のもとには専属カメラマンであるショーン・オコンネルから最終号の表紙用のネガが届いた。ところがその中には肝心の表紙となるはずのネガが入っていなかった。16年勤務してきて一度もミスしたことがないウォルターはネガの行方を探すために世界中を飛び回っているショーンを追って旅に出ることを決意する。その旅が彼を大きく変えることになるとは夢にも思わずに・・・

主演のベン・スティラーが脚本に惚れ込み、自らが監督を務めた意欲作であるこの作品は冴えない男が思いがけず人生を変える旅に出て、自らの人生を見つめ直し、成長していく物語。ネット上では「良かったのは予告編だけ」とか「予告編に騙された」とかの評価がありますが、私自身はこの映画を観た後に清々しい気持ちで劇場を後にすることが出来ました。主人公であるウォルターと私自身がちょっと被るところがあり、彼が成長していく姿に胸を締め付けられる思いがありました。(ちょっと大袈裟ですが)

ちょっと突拍子もない彼の妄想が多少強引なところはありましたが、まるで別の映画を観ているような展開が実際の生活とのギャップを見事に表現していて面白かったです。どこかで観たようなシーンばかりなので「あ、この妄想は、あの映画からだな。」とか考えながらも面白いです。

物語のテンポも良く、エンディングまで決して飽きることなく観ることができます。唯一の欠点というか文句を付けるとすれば、主人公のウォルターと写真家のショーンはお互いの仕事をリスペクトし、絶大の信頼を寄せているという設定なのですが、その信頼がどのようにして築かれたのかが劇中でまったく描かれていなかったので、そこの信頼関係があるものだという前提で映画は進んで行ってしまうので、もう少し回想シーンや登場人物のセリフなどで説明があったら、ラストがもっと素晴らしいものになったような気がします。

点数としては限りなく満点に近い★★★★☆とします。どこか主人公に共感できる人には是非観ていただきたい作品です。少しかもしれませんが元気をもらえて、明日からも頑張ろうと思える作品だと思います。確かに予告編が良く出来過ぎてはいましたが・・・

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