しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ウォッチメン

2009年03月29日 23時04分46秒 | 作品名(あ行)
第130回「まったく子供向けでないヒーロー物」

アメコミには大手2社があり、最近は続々と実写映画化されています。
1社は「スパイダーマン」や「X-MEN」「ハルク」「アイアンマン」などを抱える「MARVEL」。もう1社は「スーパーマン」や「バットマン」の「DCコミック」。
今夜の作品はDCコミックからの映画化作品「ウォッチメン」です。

正直、映画化の話を聞くまで、この作品を知りませんでした。予告編を観ただけでアメコミファンの私の心を捉えてしまい、公開が待ち遠しくてたまりませんでした。

物語はニクソン大統領が3期目の当選を果たしたという架空の設定がされた1985年のアメリカ。ウォッチメンと呼ばれたヒーロー達はキーン条約というヒーロー活動禁止法の為に、ある者はヒーローを引退し普通の生活に、ある者は密かにヒーロー活動を続けていた。そんな中、コメディアンと呼ばれるヒーローが殺された。かつてのヒーロー達を次々と殺そうという計画が動き出そうとしていた。
しかし、その裏にはもっと恐ろしい計画があった。

後で知る事になるのですが、この映画はR-15指定がついていました。私はすっかり今まで観たアメコミ映画同様に悪役がいて、その悪事を止めるヒーローのいる、いわゆる勧善懲悪ものを想像していました。ところがこの作品は、ヒーローという概念から全く違う描き方をされていました。
そのヒーローの描かれ方の違いに戸惑いを感じてしまいました。彼らはあくまでアメリカにおけるヒーローで、人(犯罪者)も殺せば、アメリカの為に戦争にも参加する。ちょっと今までのヒーロー物を想像して映画館に足を運んでしまったので、その余りの違いように面食らってしまいました。

映画の中で描かれる彼らの姿に違和感を感じながらも、脚本はきっちり作られていましたし、映像も見事でした。3時間という長い映画なのですが、決して長いとは感じませんでした。全12巻のコミックをこの1本にまとめたのですから長いのは仕方ないのかもしれません。最初から続編を想定して、次作への伏線を引きまくる手法よりは、好感が持てます。

作品としては、★★★★☆です。マイナス要素はヒーロー達があまりにも衣装以外の個性が薄かったことです。もちろん特殊な能力を持ったキャラクターもいるのですが、ほとんどが見た目以外は、能力に違いがなく、ヒーローというよりは、普通の人より早く動けるという感じの描かれ方にちょっと不満が残りました。
大人が楽しむ映画には間違いありません。DCコミックの作品はバットマンもそうですが、等身大のヒーロー像を描いた作品が多いような気がします。

娯楽作ではないので、万人向けではありませんが、個人的には楽しめました。

ウォッチメン [Blu-ray]
デイブ・ギボンズ,ハーバート・W・ゲインズ,トーマス・タル,デイヴィッド・ヘイター,アレックス・ツェー
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ
コメント

ワルキューレ

2009年03月22日 22時22分03秒 | 作品名(わ行)
第129回「彼は出演作に恵まれている?」

今夜の作品は「ワルキューレ」を観てきました。実はこの作品の予告編を観た時は、まったく鑑賞するつもりはありませんでした。トム・クルーズ主演と聞いても、そのことが私の映画を選ぶ基準にはならないのです。

そんな私がこの作品に惹かれたのは、監督のブライアン・シンガーの名前を聞いたからでした。彼との出会いは「ユージュアル・サスペクス」という作品でした。
あの作品の演出力に驚愕し、ファンになり、その後の「X-MEN」「X-MEN2」という作品で、エンターテイメント性の高い作品をも見事に演出する彼の才能に惹かれ、好きな監督の1人になりました。

この「ワルキューレ」という作品は、第二次世界大戦中のドイツを舞台に、かの独裁者「ヒトラー」の暗殺計画を描くという実際に起こった出来事を題材にしています。もちろん、ヒトラーはその暗殺計画で死ぬことはなく、世界はさらに戦火の炎に包まれていくのですから、映画も当然、結末はわかっているわけです。
いつもの私なら、ちょっと難しい題材に鑑賞には躊躇いを見せるのですが、ブライアン・シンガー監督の名前を聞いてしまった私は、迷わず劇場に足を運びました。

テレビの予告編などでも、トム・クルーズの主演であることを大々的に取り上げて、監督が誰なのかは、まったく触れていませんが、この作品はブライアン・シンガーが監督であることをもっと宣伝すべきだと思っています。

作品としての得点は★★★★☆です。やはり作品を観る前に第二次世界大戦中のヨーロッパの情勢や、ヒトラーのことは知っている必要があります。もちろん学生時代に勉強した程度の知識で十分楽しめるのですが・・・
脚本はよく出来ていますし、テンポのいいので、最後まで楽しめる作品です。しかし、失敗に終わる作戦を見るのはやはり辛いです。

作品が始まる前にヒトラーなどの知識がまったく無い人の為に説明が入ります。さらに登場人物にはテロップが入ります。
恐らく映画会社は「レッドクリフ」での成功に味をしめて、ちょっと難しい作品には説明を入れればいいと思ったのかも知れませんが、私としては思いっきり余計なお世話です。
前述しましたが、確かに第二次世界大戦やヒトラーの知識を知っていると作品が深みを増しますが、知らなかったとしても、登場人物の名前がわからなかったとしても、この作品は楽しめます。わざわざ、あんなことをする必要は無いと思います。

タイトルの「作品に恵まれている」彼とはトム・クルーズのことです。個人的にはトム・クルーズは俳優としては、あまり魅力があるとは言えません。でも彼の出演する作品は見事にヒットしている。作品選びが上手な俳優さんなのでしょうねぇ。

ワルキューレ [Blu-ray]
トム・クルーズ,ケネス・ブラナー,ビル・ナイ,テレンス・スタンプ,トム・ウィルキンソン
ポニーキャニオン


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ
コメント

DRAGONBALL EVOLUTION

2009年03月15日 22時31分01秒 | 作品名(た行)
第128回「あまりに簡単に作り過ぎなのでは?」

このブログを始めるようになって、自分の中で1つのルールを作っています。

「きちんと映画館でお金を払って観る。」

映画を批評するわけですから、その作品が傑作か駄作かに関係なく、批評する資格としてきちんと劇場へ足を運び、お金を払って観る必要があると思っています。
そのことをせずに酷評をすることは出来ないし、他人に薦めることも出来ないのでは?と思っています。
なぜ、そんな事を改めて書いたのかというと、今夜の作品「DRAGONBALL EVOLUTION」を酷評することになるからです。

「ドラゴンボール」といえば、漫画家「鳥山明」の代表作でアニメ化もされ、世界中にファンのいる大人気作品です。私も大ファンの1人です。
この作品がハリウッドで実写映画化されると聞いた時に私が思ったことは「絶対に実写映画は無理だ!」という事でした。世界中でも多くのファンが私と同じことを考えたようです。
案の定、映画の画像や予告編が公開になると、ネット上では批評の嵐が吹き荒れました。その批評を吹き飛ばしたいのか、タイトルに進化を意味する「エボリューション」をつけて、挙句の果てには、鳥山明さんが異例のコメントを発表。

「原作者としては正直、え?と思うところもありましたが、別次元の作品になっているかも」

映画会社としては、いい方に風向きが変わればと思ったのでしょうが、原作者にここまで言わせてしまった時点でもうこの作品はドラゴンボールではないのだなと思いました。
ですから私はドラゴンボールとは思わず、純粋にドラゴンボールのテイストを持った別の作品として観ることにしました。

しかし、そう思っては見ても登場人物の名前は原作通りだし、原作に敬意を払ったかも知れませんが、セリフには「オオザル」「キ」などなど、無理やり使う日本語に違和感を感じずにはいられませんでした。

そして、何より1番悪かったのは脚本です。なぜ1時間27分という短い上映時間にしたのかは分かりませんが、めちゃくちゃ早い展開、雑な戦闘、あっという間に集まるドラゴンボール。観ていてなんだか悲しくなってしまいました。これは原作に対する冒とくなのでは?と思ってしまいました。

点数は★☆☆☆☆です。私のブログでは初の1点だと思います。1点は映画を作った人への敬意を払っての点数です。ですので、1点は私のブログにおいての最低点になります。
映画ファンとしてこの点数は付けたくありませんでした。

どうも映画のエンディングやネット上などを観ると続編(三部作)が作る予定があるみたいですが、できるならこれ以上作らないで欲しいと思います。

ドラゴンボール EVOLUTION 【完全数量限定版】(Blu-ray Disc+DVD)
ジャスティン・チャットウィン,エミー・ロッサム,チョウ・ユンファ,ジェームズ・マースターズ,ジェイミー・チャン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ
コメント

パッセンジャーズ

2009年03月08日 21時19分26秒 | 作品名(は行)
第127回「めぐり合わせって、あるんですね。」

今週は、劇場のチケット売り場の前まで行っても何を観ようか迷っていました。
「う~ん、ヤッターマン?いやいや、駄作のニオイプンプンだぞ。でもなぁ・・・世代的にはど真ん中だしなぁ。じゃあ、どうする?他に観たいのあるか?」と自問自答した挙句に、チケット売り場で口をついて出た言葉は・・・「パッセンジャーズ」でした。

物語は飛行機事故で生き残った5人の乗客のカウンセリングを任された、セラピストのクレア。ところが乗客達が語る事故状況には食い違いあった。さらに次々に消えていく生存者達。パイロットの責任にしたい航空会社。謎の多いこの飛行機事故の真相を探ろうとするクレア。ところがそこには驚くべき真実が・・・

この作品ほど、映画を観る前と見終わった後では印象の違う作品も珍しいのではないでしょうか。映画のジャンルが変わってしまうのですから。
ストーリーから、サスペンス映画だと思って観ると、映画が終わる頃にはまったく違う映画になってしまいます。
この作品について、色々なことを語るとつまらなくなってしまうので、多くを語ることはできませんが、ヒントを1つ。
「この作品には、ある共通点を持った人しか登場しません。」

おそらく、勘のいい人であれば、なんとなく予想できるかも知れません。私自身も映画の中盤でなんとなく結末がわかってしまいました。でもそれが映画の評価を下げることにはなりませんでした。
映画を観終わった私の心は、なんだかホッしたような穏やかな気持ちになったのです。

評価は★★★★☆です。諸手を上げて高評価を与えるほど名画ではありませんが、見て損はないと思います。主演のアン・ハサウェイは良い女優さんになりましたねぇ。

パッセンジャーズ [Blu-ray]
アン・ハサウェイ,パトリック・ウィルソン,デヴィッド・モース,ダイアン・ウィースト,クレア・デュヴァル
ワーナー・ホーム・ビデオ


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ
コメント

ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー

2009年03月01日 22時27分14秒 | 作品名(さ行)
第126回「悪と戦う前に、睡魔と格闘してしまいました。」

さて、今週は何を観ようか悩んだ末に、「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」を観てきました。ここのところ、ちょっと難しい映画が続いたような気がしたので、今夜は特に難しいことは考えずに観ることのできるであろうアクション映画を選びました。

映画は有名なテレビゲームに登場する人気キャラクター「春麗」(チュンリー)にスポットをあて、彼女がストリートファイターになるまでを描いた映画です。
とまあゲームを知らない人にはまったく楽しめない映画かも知れません。

前のブログにも書いたことがありますが、「いいアクション映画には、魅力ある悪役」という格言を私が作りました。最近では、先ごろのアカデミー賞で最優秀助演男優賞を獲得したヒース・レジャーが演じたジョーカーがいい例です。彼はジョーカーを見事に演じ、「ダークナイト」という映画を素晴らしい作品に昇華させました。
しかし、今夜のこの作品には魅力的な悪役は残念ながら登場しませんでした。ゲームには多種多様な魅力的なキャラクターが沢山登場するのに、映画には同じ名前は名乗りますが、見た目は普通の親父なのです。
突拍子も無い派手な衣装を着ろと言っているのではないのです。かつて、ジャン・クロード・ヴァンダム主演で映画化されたストリートファイターでの失敗が、まったく生かされていませんでした。
ですので、スクリーンでは悪役と戦う彼女をよそに、シートでは睡魔と格闘する私という図が出来上がってしまったのでした。

もちろん悪役のせいばかりではありません。彼女の父親が悪の組織とどう関わっていたのか?や、彼女がストリートファイターとして生きることを選んだ理由など、脚本面でもわかりずらいところが多く、最後まで私が睡魔に勝つことはありませんでした。

点数は★★☆☆☆です。最後にはいつものあの格好が披露されるのかと期待していましたが、結局最後まで「春麗」になることはありませんでした。

主演の女優さんは頑張って演じていましたが、彼女では無理だと思います。

ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー [Blu-ray]
クリスティン・クルック,マイケル・クラーク・ダンカン,二ール・マクドノー,ダブー,クリス・クライン
アミューズソフトエンタテインメント


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ
コメント