第424回「まさかあの作品とつながっていくとは・・・」
今回の作品は「キングコング:髑髏島の巨神」です。公開から数週間経っての鑑賞です。その理由はもう言うまでもありませんが、全く期待していませんでした。予告編を観た段階での「怪獣大戦争」のような作りに、私はガッカリしてしまいました。「キングコング」と言えば、古くは1933年に第一作目が作られ、正統続編・リブートなど含めて多くの作品が作られていますが、個人的には悲しい終わり方の悲哀に満ちた映画だと思っているので、この作品のようなとにかく派手なクリーチャーが登場して戦い続けるみたいな作品は薄っぺら過ぎて面白い作品になっているとは思っていませんでした。では、何故そんな作品を観にいったのか?それは特に難しい事を考えずに楽しめそうだからでした。そんな私が映画鑑賞後にはどうなったのでしょう。
1973年のアメリカ。ベトナム戦争からの撤退をニクソン大統領が宣言したその日。特務研究機関モナークのウィリアム・ランダはホワイトハウスにいた。彼は南太平洋に浮かぶ「髑髏島」への地質調査のアメリカ軍の同行を依頼する為に来ていた。彼はその島にはとてつもない資源があり、いずれソ連もそれを見つけるはず。アメリカが世界最強を示す為にはどこよりも先んじてそれを手にする必要があると説き伏せるのだった。しかし、彼にはある秘密があるのだった。次にアメリカ軍の協力を得たランダが向かったのは、元SASの軍人ジェームズ・コンラッド。サバイバル術に長けた彼に島への案内役を依頼し、高額な報酬と引き換えに承諾。さらには戦場カメラマンのメイソン・ウィーバーも加わり、調査チームは南太平洋へと向かう。島の付近まで到着したが、島の周囲には侵入を阻むかのように雷雲に囲まれ、船での接岸は不可能だったので、軍用ヘリへと搭乗し、島へと乗り込んで行くのだった。ほどなく彼らは島への到着を心から後悔することになる。
プロデューサーがどこかのインタビューで言っていたように、夕日の中に飛ぶヘリ、その奥に立つ夕日の中のコングという印象的な登場シーンに始まり、まるで「地獄の黙示録」のようなヘリの飛行シーン。アイデア一発で作られた駄作だろうと思っていました。ところが、映画は冒頭からテンポの良い展開で、お話が進んで行きます。島へ到着までのシークエンスもそれぞれのキャラクターを説明しながら、無駄なシーンは極力削り、コングが見たくて来ているであろう観客の期待を裏切らないタイミングでの登場。若手からベテランまでうまく配置されたキャスティング。最初から最後まできちんと練られた脚本。とても見事な出来でした。前述したように「怪獣大戦争」感は否めませんでしたが、それでも個々のクリーチャーがとても良く出来ていたので、見ていて飽きませんでした。眠気に襲われなかったのは、それだけ映画にのめり込んだからということでしょうか。
それにしても、なぜかキャストにマーベル関係者が多かったですね。主演のロキ=トム・ヒドルストンをはじめ、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン。さらには今後の話ですが、キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンと、まるで今後のマーベル映画の宣伝作みたいでしたね。どの役者さんも演技には何の問題も無い人ばかりでしたが。
点数としては★★★★☆です。それほどお話に深みはありませんが、娯楽作品としてはとても良く出来た作品だったと思います。期待しないで鑑賞したのも良かったのかも?
それから今作は最後まで席を立ってはいけません。エピローグというか次作への前フリがあります。それを見て私は驚いてしまいました。特に隠しているわけではないようなのでネットで調べればわかるのですが、どうやらあの有名作品とのコラボがこの後に控えていたようです。あの怪獣やあの怪獣の姿が見られます。さらにはあの怪獣の咆哮まで。驚きと同時にワクワクしている私がいました。
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今回の作品は「キングコング:髑髏島の巨神」です。公開から数週間経っての鑑賞です。その理由はもう言うまでもありませんが、全く期待していませんでした。予告編を観た段階での「怪獣大戦争」のような作りに、私はガッカリしてしまいました。「キングコング」と言えば、古くは1933年に第一作目が作られ、正統続編・リブートなど含めて多くの作品が作られていますが、個人的には悲しい終わり方の悲哀に満ちた映画だと思っているので、この作品のようなとにかく派手なクリーチャーが登場して戦い続けるみたいな作品は薄っぺら過ぎて面白い作品になっているとは思っていませんでした。では、何故そんな作品を観にいったのか?それは特に難しい事を考えずに楽しめそうだからでした。そんな私が映画鑑賞後にはどうなったのでしょう。
1973年のアメリカ。ベトナム戦争からの撤退をニクソン大統領が宣言したその日。特務研究機関モナークのウィリアム・ランダはホワイトハウスにいた。彼は南太平洋に浮かぶ「髑髏島」への地質調査のアメリカ軍の同行を依頼する為に来ていた。彼はその島にはとてつもない資源があり、いずれソ連もそれを見つけるはず。アメリカが世界最強を示す為にはどこよりも先んじてそれを手にする必要があると説き伏せるのだった。しかし、彼にはある秘密があるのだった。次にアメリカ軍の協力を得たランダが向かったのは、元SASの軍人ジェームズ・コンラッド。サバイバル術に長けた彼に島への案内役を依頼し、高額な報酬と引き換えに承諾。さらには戦場カメラマンのメイソン・ウィーバーも加わり、調査チームは南太平洋へと向かう。島の付近まで到着したが、島の周囲には侵入を阻むかのように雷雲に囲まれ、船での接岸は不可能だったので、軍用ヘリへと搭乗し、島へと乗り込んで行くのだった。ほどなく彼らは島への到着を心から後悔することになる。
プロデューサーがどこかのインタビューで言っていたように、夕日の中に飛ぶヘリ、その奥に立つ夕日の中のコングという印象的な登場シーンに始まり、まるで「地獄の黙示録」のようなヘリの飛行シーン。アイデア一発で作られた駄作だろうと思っていました。ところが、映画は冒頭からテンポの良い展開で、お話が進んで行きます。島へ到着までのシークエンスもそれぞれのキャラクターを説明しながら、無駄なシーンは極力削り、コングが見たくて来ているであろう観客の期待を裏切らないタイミングでの登場。若手からベテランまでうまく配置されたキャスティング。最初から最後まできちんと練られた脚本。とても見事な出来でした。前述したように「怪獣大戦争」感は否めませんでしたが、それでも個々のクリーチャーがとても良く出来ていたので、見ていて飽きませんでした。眠気に襲われなかったのは、それだけ映画にのめり込んだからということでしょうか。
それにしても、なぜかキャストにマーベル関係者が多かったですね。主演のロキ=トム・ヒドルストンをはじめ、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン。さらには今後の話ですが、キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンと、まるで今後のマーベル映画の宣伝作みたいでしたね。どの役者さんも演技には何の問題も無い人ばかりでしたが。
点数としては★★★★☆です。それほどお話に深みはありませんが、娯楽作品としてはとても良く出来た作品だったと思います。期待しないで鑑賞したのも良かったのかも?
それから今作は最後まで席を立ってはいけません。エピローグというか次作への前フリがあります。それを見て私は驚いてしまいました。特に隠しているわけではないようなのでネットで調べればわかるのですが、どうやらあの有名作品とのコラボがこの後に控えていたようです。あの怪獣やあの怪獣の姿が見られます。さらにはあの怪獣の咆哮まで。驚きと同時にワクワクしている私がいました。
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トム・ヒドルストン,ブリー・ラーソン,サミュエル・L・ジャクソン,ジョン・C・ライリー | |
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