しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

007/慰めの報酬

2009年01月25日 18時53分18秒 | 作品名(た行)
第122回「単なる食わず嫌いだったのかも?」

今週末の映画は「誰も守ってくれない」を観る予定でした。金曜日の夜にWOWOWであの映画を観るまでは・・・。あの映画とは「007/カジノ・ロワイヤル」です。実はこれだけ映画好きを公にしているのに、007シリーズをきちんと鑑賞したことがありませんでした。地上波などでやっているのを片手間に観た事はあるのですが、作品としてガッツリ観たのは初めてでした。

なぜ今まで007を観なかったのか自分なりに分析してみました。アクション映画は基本的には大好きです。でも007シリーズのジェームズ・ボンドというキャラクターはアクション映画の主人公にしては、スマート過ぎると思っていました。もちろんそれが彼の持ち味でもあるのですが。個人的にはその持ち味が作品を敬遠する理由の1つでした。イギリスの特殊機関「MI6」の諜報員である彼の行動は、数々の秘密兵器(?)を駆使し、彼には汗や血は決して似合うものではありませんでした。
アクション映画の主人公といえば、「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンのように汗や泥にまみれ、敵に殴られ血だらけになりながらも、最後には見事に解決。というような勝手なイメージを持っていました。
だから、常にスーツに身を包み、キザなセリフで女性を虜にしてしまう彼をアクション映画の主人公という目では観ていませんでした。

ところが、前作からダニエル・クレイグに変わったジェームズ・ボンドは私の持っていたイメージを根底から覆すものでした。敵を見つければ走り出し、ジェイソン・ボーンのようにパルクールで追い詰めて、血だらけになりながら敵を倒していく姿は、まさにアクション映画の主人公となったジェームズ・ボンドでした。
しかも、「カジノ・ロワイヤル」はあくまで前編で、後編が公開されるとなれば、急遽予定を変更する事にしました。前置きがものすごく長くなりましたが、今夜の作品は「007/慰めの報酬」です。

物語は前作「カジノ・ロワイヤル」のエンディング。「え?ここで終わるの?」と思った人も多かったのでは。その1時間後から始まります。冒頭20秒で静寂は打ち破られます。いきなりのカーチェイス。それからは、息をもつかせない展開。106分の上映時間があっという間に過ぎていきました。点数は★★★★☆ですね。
前作を観ていないとボンドの行動の理由がちょっとわからないので、この作品だけの評価はマイナス1となりました。

以前からの007ファンには受け入れられないかもしれませんが、個人的にはこのダニエル・クレイグ版のジェームズ・ボンドが大好きになりました。
汗だく、キズだらけのジェームズ・ボンドを是非1度鑑賞してみてはいかがですか?

007/慰めの報酬 [Blu-ray]
ダニエル・クレイグ,オルガ・キュリレンコ,マチュー・アマルリック,ジュディ・デンチ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


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1408号室

2009年01月18日 19時41分11秒 | 作品名(あ行)
第121回「自分には向いていないのかも・・・」

今年に入って立て続けにホラー映画を観ることになってしまって、「こんなにホラー映画が好きだったっけ?」と自分自身に問いかけている今日この頃です。そんな私が今日、鑑賞してきたのはスティーブン・キング原作の「1408号室」です。

物語は、幽霊や心霊現象が起こるというホテルなどに宿泊して、それを本にして出版するという仕事をしているルポライターである主人公のもとに、「1408号室には泊まるな」と書かれた手紙から始まる。それはニューヨークにあるドルフィンホテルの1408号室で怪奇現象が起こっていることを知らせる手紙だった。
興味をもった主人公は、その部屋について調べ始めると、その部屋に泊まった56人全ての人間が死に至っていることを知る。オカルト作家としての興味を刺激された彼は早速、ホテルに宿泊する為に、ニューヨークへ向かう。しかし、ホテルの支配人は頑なに宿泊を拒む。「泊まるのはかまわないが、死体を片付けるのはごめんだ」と。
それでも無理やり部屋に泊まることにした主人公。恐怖の時間はあっという間に訪れた。彼は無事に生還することが出来るのか?それとも、他の宿泊客と同じように1時間以内に死に至るのか?

映画を観終わって、すぐに口をついた言葉は「疲れる映画だなぁ。」でした。ホラー映画特有の血がドバッと出るとか、次々と残忍なシーンが連続されるとか、そんなのは全くないのですが、精神的に追い込まれる映画でした。ホテルの1室という限られた空間で、どうやって2時間もたせるのか考えていましたが、想像していた以上に色々な仕掛けが用意されており、ハラハラドキドキの連続でした。

スティーブン・キングの作品は多くが映像化されていますが、当たりとはずれが極端に現れる作家ですね。そんな中でも、ある事に気がつきました。彼の作品は長編を映画にすると失敗し、短編を映画にすると当たるということ。「ショーシャンクの空に」しかり「スタンド・バイ・ミー」こちらが当たり作品。「ドリーム・キャッチャー」「ミスト」こちらがはずれ作品。2時間の映画では、やはり短編のほうが向いているのは、当たり前と言えば当たり前でしょうか。

で、この作品はというと、★★★☆☆です。短編を映画化したのですが、やはり最後がちょっと意味深な終わり方だったのが、心にしこりを残したかな。それでも想像していたよりも良く出来ていて、それなりに楽しめました。
ホラー映画ですから、理不尽な展開や、気持ち悪いエンディングは当たり前なんですよね。改めて、ホラー映画は向いていないかもと思った映画でした。

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ブロークン

2009年01月12日 23時35分55秒 | 作品名(は行)
第120回「鏡にまつわる2つの映画・・・僕が選んだのは?」

今週末は、ある2本の映画のどちらを観ようかと悩みました。その映画とは、「ミラーズ」と「ブロークン」の2本です。
どちらの映画も鏡によって起こる出来事がテーマになっており、ホラーというジャンルであることが重なっていました。「結末的中率0%」などと豪語していた「ミラーズ」を観るつもりだったのですが、イマイチ気乗りしない自分がいて、だってそんなキャッチコピーを使った映画に限って、たいした内容じゃないことが多いじゃないですか。
そこで、ヤフーの映画ページで両方の評価を事前に調べて、評価の高い方へ行ってみることにしました。ところが、結果はどちらも3点台という評価。結局、イギリス映画で低予算でも丁寧に作られていそうな「ブロークン」にしました。

皆さんはドッペルゲンガーという言葉をご存知ですか?自分の姿を第三者が違うところで見るまたは、自分で違う自分を見る現象のことである。自ら自分の「ドッペルゲンガー」現象を体験した場合には、「その者の寿命が尽きる寸前の証」という民間伝承もあり、未確認ながら、数例あったということで、過去には恐れられていた現象でもある。
「ブロークン」という映画は、このドッペルゲンガーが鏡の中から現れて、次々と現世界の人間を入れ替わっていくというホラー映画。
主人公の女性が見た自分とそっくりな人間を追いかけると、そこには・・・

色々な結末を想像しました。鏡の中にあるもう1つの世界に迷い込んだのでは?とか、事故による怪我の影響でおかしな幻覚を見るようになってしまったのでは?など、そして映画の結末も予想ができてしまいました。
ハリウッド映画のような派手さはありませんでしたが、映像は魅力的で見ていて飽きない作りになっていました。しかし、脚本がいまひとつでした。意味深に張られた伏線は明かされずにエンディングを迎えるし、ホラー映画特有の「で、結局どうしたかったの?」というエンディング。心の隅にモヤモヤが残ってしまう映画でした。

点数は★★☆☆☆です。どっちの映画を選んでも同じ結果だったのか悩んでいます。民放の真夜中にやっている番組とかで偶然に鑑賞したとしたら、よく出来た映画と思えたでしょう。

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ダイアリー・オブ・ザ・デッド

2009年01月04日 11時36分02秒 | 作品名(た行)
第119回「流行に乗っただけでは、名作は生まれない」

2009年最初の作品がゾンビ映画になるなんて、私らしいと思いませんか?
今夜の作品は「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」です。ゾンビ映画界の巨匠ジョージ・A・ロメロが監督したPOV(ポイント・オブ・ビュー)方式で撮られた映画と聞けば、嫌が追うにも期待が高まります。

POV方式とは、古くは「ブレアウィッチプロジェクト」。最近では「クローバーフィールド」などで知られるようになった撮影方式で、出演者自身が撮影して、あたかも偶然に捉えられた映像かのようにみせて、見え難い映像にはなるが、まるでその物語が実際に起こったかのように観客に思わせる手法のことです。その手法を使ったゾンビ映画の「REC」が大ヒットしたのが、巨匠の心を動かしたかはわかりませんが、予告編を見る限りではよく出来ていたので、上映を楽しみにしていました。

ところが、それはPOVと呼ぶにはあまりにも酷い作品でした。ゾンビ映画としては及第点だとは思いますが、あの手法は決してPOV手法ではありません。

物語はホラー映画を撮影していた大学生の主人公が撮影することになった映像を、その彼女が彼の遺志を継いで、ネット上にその事件についての真実を伝えたいと編集された映像をアップする。その映像を映画として上映しているというもの。
「編集」をしてしまっている点ですでにPOVの定義をすでに破ってしまっているわけで、その段階で私の気持ちもすでに「なんだ、これはPOVじゃないや」とテンションも下がってしまい、それ以降は物語の方に集中するようにしましたが、脚本は特に真新しい所もなく、編集してしまった映像では緊迫感はまったく伝わってこなくて、ゾンビ映画を楽しむ事も出来ませんでした。

同じくPOV方式を取って撮影されて、最近観たばかりだった「REC」があまりにも良く出来ていたので、それと比較してしまった事もあると思うのですが、点数は★★☆☆☆ですね。個人的にゾンビ映画が好きという点を除いてしまえば、さらに減点になったでしょう。

あそこまでPOVという方式をやめてしまうなら、もっと普通に作品として作ったほうがよかったのではと思います。巨匠にはあまり流行には走ってしまわないことを願います。

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ミシェル・モーガン,ジョシュ・クローズ,ショーン・ロバーツ,エイミー・ラロンド,ジョー・ディニコル
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