しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

アバター

2009年12月27日 22時53分03秒 | 作品名(あ行)
第166回「超大作を作ってしまうと、次作への期待が大きくなる?」

今夜の作品「アバター」は、かつて「タイタニック」でアカデミー賞を総なめにした監督、ジェームズ・キャメロンの「タイタニック」以来の作品である。構想に14年、制作に4年を費やしたと聞けば、誰でも過大な期待をしてしまうだろう。配給会社もかなり大掛かりな宣伝をし、多くの観客を呼ぼうと躍起になっているようでした。
そんな作品に限って、蓋を開けてみると思っていたような作品ではなく、ガッカリする事が多くありました。この「アバター」という作品も、もしかしたら・・・という心配を心の隅に感じながら劇場に足を運びました。

西暦2154年、地球から遠く離れた星「パンドラ」には多くの自然が残る、かつての地球に良く似た惑星。そこで採掘される希少鉱物が高値で売れる為、地球から多くの人々が訪れ、巨万の富を得ようとしていた。しかし、そこにはナヴィと呼ばれる先住民が住んでおり、彼らの集落が採掘場所の真上にある為に、彼らを排除する「アバター・プロジェクト」と呼ばれる計画が進められていた。
軍隊での事故により下半身不随になったジェイク・サリーは車椅子生活を余儀なくされていた。そこへ兄・トムの死の知らせがあり、彼に代わってパンドラへ行き、アバター・プロジェクトへの参加を命じられた。兄のDNAを使って作られたアバターを弟なら無駄にすることなく使えるだろうという安易な考えも、今のジェイクには有り難かった。
彼の目的は、人間とナヴィのDNAを掛け合わせて作られた「アバター」を使い、部族との交流をはかり、立ち退きを要求しようとしていた。しかし、やがて彼らとの交流の中でジェイクは生きる場所はここなのではと考えるようになっていく。
しかし、計画は彼の気持ちには関係なく進められていく。

期待していた以上にすごい作品でした。脚本的にはズバ抜けているお話という訳ではありませんが、映像は想像していた以上に素晴らしいものでした。パンドラという星は存在しない架空の星なのですが、それが実際に目の前に存在するかのように感じられました。その映像のほとんどが作られたもので、実写との合成のはずなのに違和感のない映像の数々にCGはすごい所まで来たものだと驚嘆しました。

点数は★★★★☆です。限りなく満点に近いのですが、もう少し主人公のジェイクのこれまでのことや、車椅子生活になってからの苦労している様子が描けていたら、彼が選んだ決断に共感できていたと思います。
それでも、パンドラの生態系やナヴィの文化や生活など、細かいところまで描けていたし、敷いた伏線もキチンと回収していたし、良く出来た作品でした。

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The 4th Kind/フォース・カインド

2009年12月20日 16時59分59秒 | 作品名(は行)
第165回「誰に薦めたらいいのだろう?」

今夜の映画「The 4th Kind/フォース・カインド」の予告編を1ヶ月ほど前に映画館で観て以来、すっかり魅了されてしまった私は公開日が待ち遠しくて仕方ありませんでした。
ところが、先日の「カールじいさんと空飛ぶ家」を観に行った劇場で、後ろに座った女性2人組の会話からネタバレしてしまう憂き目にあい、当初の気持ちからはかなりテンションダウンしてしまいましたが、それでも公開日に劇場に足を運びました。

この「フォース・カインド」という作品は普通の映画とはちょっと作風が異なります。映画の予告編などでも語られていますが、ホームビデオで撮られた実際の記録映像と、俳優さんが演じた再現映像をうまくミックスして、ある事件が語られていきます。この作り方がかなり特異で観る人を選ぶのではないでしょうか。さらに物語の確信部分は、よく映画に登場する「彼ら」が鍵を握ります。ここもかなり好き嫌いが分かれるところ。

物語は2000年10月アラスカ州ノームという街で事件は起こります。その街では以前から不眠症の患者が続出する現象が起こっていました。その現象を調べていた心理学者のアビゲイル・タイラー博士はその恐るべき現象の真相に迫っていく。

このお話は実際に起こった事件である。事件の真相を調べる為に記録されたホームビデオを間に挟みながら、俳優達の演じる再現映像で綴られていきます。半ドキュメンタリーとでも呼べばいいのでしょうか?しかし、肝心なところになると映像が乱れ、音声のみが事件の手ががりとなります。その様子がかなりもどかしくもあり、まるで事件を演出しているかのようにも見えてしまいます。

この事件が事実であると言われても、あまりにも突拍子もなく、こういうジャンルが嫌いな人にはまったく受け付けない作品ではないでしょうか。「インデペンデンス・デイ」や「X-ファイル」などのジャンルの映画が好きな人にはオススメかも知れません。
個人的には好きなジャンルなので、最初から最後まで全身に力が入り、観終わった後はかなり疲れました。

点数は★★★★☆です。残念なのは予告編で使われていた記録映像がほとんどで新たな映像が少なかった事。何が起こるのかは予告編を観るとわかってしまい、さほどビックリする事はありませんでした。
しかし、物語の不気味さは凄いものがありました。1番不気味なのはインタビューに答えるタイラー博士の顔です。物語の信憑性は怪しいのですが、彼女の変わり様は事件が本当の事であると物語っているように思えます。

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REC/レック2

2009年12月13日 23時16分35秒 | 作品名(ら行)
第164回「果たして、2匹目のドジョウはいたのか?」

今夜は第157回で話題にした「REC/レック2」を観てきました。今週は「パブリック・エネミーズ」を観るしかないのかなぁ・・・。と思っていたのです。いや決して「パブリック・エネミーズ」がつまらないと言っているのではなく、なんとなく興味をそそられなかったというか・・・。で、何気なしにホームページでこちらのサイトを覗いてみたのです。特に理由があったわけではないのですが、なんとなくここにも映画館があったなぁ。くらいの気持ちで覗いたのです。
すると、なんと群馬県内では上映していないはずの「REC/レック2」が上映されているじゃありませんか!しかも2週間の限定公開。これは何かの縁としか思えない。
そこで、ちょっと遠かったのですが念願の「REC/レック2」を観ることができました。

物語は前作「REC/レック」のエンディングから始まります。狂犬病に似た病気の感染により隔離されたアパート。病気に感染した人は、凶暴になり人を襲い、噛まれた人間はさらに人を襲う。というゾンビ映画の王道を行く設定をPOV方式で撮影されたスペイン映画です。前作では偶然に消防隊のドキュメント撮影中のテレビクルーが事件に巻き込まれ、恐ろしい光景が広がっていく。今作はある命令を受けた衛生局の職員とSWATの隊員が記録用に用意したカメラの映像が視点となり、前作の続きが繰り広げられます。
そして、前作で明かされなかった事件の真相が明らかになります。

今作の良かった点は、今後のPOV方式の映画にも影響を与えそうな視点の切り替えが導入されていたこと。基本はSWAT隊員の記録用カメラ、途中で隊員がヘルメットに付けられている目線カメラに。さらには偶然に現場近くにいて、現場に忍び込んだ若者達の視点。そして最後はなんと前作で死んだと思われていた彼女のカメラに。と今までのPOVと言えば1台のカメラが基本だったのですが、自然な感じで視点の切り替えが映画をいい感じで盛り上げていました。

悪い点というか、個人的に残念だったのは事件の真相にちょっと無理があるかな?というところと、明らかに続編を意識したラスト。かつて「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」がそうであったように、前作が当たったからといって調子に乗ってPOVから逸脱した続編を作ると失敗するという点。この「REC/レック2」はPOVの続編としては珍しく成功だったと思います。

点数は★★★★★です。2匹目のドジョウはいましたが、この先は脚本とPOVという特殊な設定を逸脱しないことが重要でしょうね。
事件の前日談のようなお話も見たい気がします。

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カールじいさんと空飛ぶ家

2009年12月06日 21時33分08秒 | 作品名(か行)
第163回「字幕版鑑賞のススメ」

今夜の映画は「カールじいさんと空飛ぶ家」です。このブログでピクサー好きを公言しているので、おそらく容易に想像が出来たと思います。しかし、すんなりといつもの劇場で観たわけではありません。実は「字幕版」が観たくて、ちょっと遠くの映画館まで足を伸ばしてきたのです。

なぜ私が「字幕版」が観たいのかと言えば、とても個人的な考え方ですが、たとえアニメといえども、その作品が作られた国の言葉で観るべきだと考えているからです。
ある人の意見をネット上で見たことがあります。その人は吹替え版を薦めていました。
「字幕では文字制限がある為に伝えたいことが全て伝わらないから、細かな部分も伝えられる吹替え版のほうがいい」と。

私はそうは思いません。もちろん字幕で全てを伝えることは出来ません。だから表示された字幕はサラっと読んで要点を汲み取り、あとは音声を聞いていればいいのです。私は英語を喋れるわけではありません。ですが、映画をこれだけ観ていると、かなり聞き取れるようになってきています。「インディ・ジョーンズ」を紹介した時のブログでも字幕版の良さを書きましたが、この作品も字幕版を観てよかったと思いました。

配給会社に苦言です。もっと字幕版を上映してください。この「カールじいさんと空飛ぶ家」の字幕版があまりにも上映館が少ないと思います。

と、色々言いましたが、本題に戻りましょう。
物語はカールとエリーの2人は幼なじみ。同じ趣味をもっていて冒険に出ることを夢見ていました。そんな2人がごく普通に恋愛し、結婚。仲良く歳をとりました。しかし、別れは突然訪れました。エリーは病気で亡くなってしまいました。突然1人ぼっちになってしまったカールじいさん。身寄りもない為に老人ホームに入ることが決まってしまいました。しかし、老人ホームに向かう日の朝に彼は冒険に出ることを決めました。エリーが夢見ていた南アメリカにある滝を目指して。

点数は★★★★★です。この作品は名作です。是非とも多くの人に観てもらいたい映画です。もちろん細かいところを指摘したらキリがありません。そんなところを差し引いても余りあるくらいにいい作品でした。

おそらく来年のアカデミー賞長編アニメーション部門はこの作品で決まりでしょう。
また、来年の「トイ・ストーリー3」が楽しみになりました。

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